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パローナツ、冒険なんてもう遅い異世界。~冒険家を夢見る記憶喪失の魔女と獣は、冒険を諦めた現代異世界を夢と冒険で再点火する。~  作者: 紅茶ごくごく星人
第1章 冒険家たちの邂逅

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1-29 転生者と現地人たちの邂逅

「この辺で休憩するか...」

「そうだね」


「...」

俺はついに怪人ウサギ男を発見した。

誰かもう一人いるようだが—。


この場所は森を出てすぐのところで、崖だった。

今、森の草陰に隠れて機会を窺っているところだ。


「ふうーっ。」

深呼吸して、出ていこうとするが—


「え」

声がした。


隣を見ると、人間の女の子俺と同じような格好で隠れて怪人ウサギ男たちを見ていたようだ。

「え」


女の子は黒っぽい泥交りの炎の球を出す。

止めようにも、今声を出したら怪人ウサギ男たちに気づかれる。


ま、待って!


彼女は炎を出すのをやめた。

(こいつ、直接脳内に...!?)


で、できた!精神直通会話(テレパシー!)


お、俺は悪いゴブリンじゃないよ...


(じゃあ何をしに...)


怪人ウサギ男に、復讐するためだ!


すると彼女はあっちをを向いた。

(...ステラちゃん...まさか男の子といるなんて...)


あっちの彼女と知り合い?

(はい...)


彼女は俺の方を向いた。


(その腕輪、キューブ、ですよね...人から盗ったんですか?)


とった。他のゴブリンから。その前は知らない。


(...そうですか。私はボルカニア・ベイカー。あなたは?)


俺はゴブリ・インパクトだ。


(よろしくお願いしますね)


ああ、よろしく。


そうして俺とボルカニアは握手した。


俺、怪人ウサギ男に復讐しなきゃいけないから、行くね。


(行ってらっしゃい)

そうしてボルカニアは親指を立てた。


それを聞いた俺はボルカニアとのテレパシーを切った。

そして親指を立てて返した。


しかし彼女は何かを恐れたかのように素早く草陰に隠れた。

疑問に思いながらも、俺はそこから出て行った。

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