優勝おめでとうございます!(ちょっと棒読み)
令和四年、夏の甲子園は宮城県代表の仙台育英高校が優勝しました。以前も決勝まで行っても勝てなかったことがあったので、まあ、高校野球に興味がないのもあって、期待してませんでした。これまでも東北勢が決勝戦に行っても準優勝止まりだったんだもん!
決勝戦の始まる時間帯、かかりつけのお医者さんのはしごしておりました。内科じゃないですよ。更年期の症状のあれやこれやで整形外科とか婦人科とか。午後イチで整形外科に行って、その後婦人科に行きました。午後ニで婦人科に入ったら、丁度午後イチの患者さんの診療を終えたあたりのタイミングで、待合室のテレビの前にお医者さんが出てきました。お医者さんテレビに見入ってました。まあ、混んでないし、こっちも受付したばかりでしたし、お医者の年齢からしてスポーツ観戦といったら野球だし、何より地元勢が出てるし。
「一点入れた」とお医者さんは診療開始しました。
その後診療終わって帰宅したら、家事やら執筆をしていました。夕方スマートフォンに速報で育英優勝が入りました。ああ、そうか、おめでとう、くらいの感想でした。やっと東北が甲子園で優勝できたのはすごいけど、越境入学者はどれくらい、宮城県や東北出身者はどれくらいいるのかなあなどとひねくれた考え方をしていました。
良人は帰宅するまで優勝のニュースを知らなかったようですが、小中で野球をしていた良人は勿論喜んでいました。
「優勝旗が白河の関を越える」
「一回北海道に行っているんだから、越えてるでしょうが。楽天のマー君が駒大苫小牧の時に」
「飛行機で行くのと陸路では違う」
わたしにはよく解んない。
兵庫県出身の田中将大が北海道の高校、大阪府のダルビッシュ有が宮城県の東北高校、北東北の甲子園強豪校の野球部はほとんど別の県から入学者で地元出身者は少ない、そんな事実が各都道府県の代表なのか、地元の人たちが熱を入れて応援するのは地元の野球少年を押しのけて出場している選手ではないのかと、複雑な思いがいつまでも消えません。
まああ、その後検索してみましたらば今年の仙台育英の野球部は宮城県出身が大半であとは東北から、広島と大阪から一人ずつといったようで、生え抜きが多いと、妙に安心いたしました。
仙台育英高校、夏の甲子園の優勝おめでとうございます。東北に明るいニュースをもたらしてくれました。




