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野怒妻里荘の日常風景  作者: 平等院 ねこ助
2/3

第1話 嘲笑う声と哀れなスイカ

 


 夏……それは海やお祭り等、楽しいことがイッパイの楽しい季節!

 

 

 ★☆☆☆☆★☆☆☆☆★

 

 

 夏……それは何処からともなく、奴等の嘲笑う声が聞こえて来る季節……ッ!

 

 

 (何処や……ッ!何処に居るッ!?)

 

 辺りを見回すも、奴等の姿は見えず、苛立ちだけが募っていく……。

 

 (…忌々しい虫けらが!)

 

 「アカリ、落ち着いて?そんなんじゃ……奴等の思う壺だよ!」

 

 「……そんなん分かってる!」

 

 『ピンポーン!』

 

 (…クソッ!…どうしたらええねん!)

 

 『ガチャ!』

 

 「お邪魔するッス!スイカ持って来たッスよ!アカリさ……」

 

 ……その瞬間、アカリの渾身の回し蹴りが炸裂した……………………

 

 「お邪魔してんじゃねェェェッ!!」

 

 「スイカァァァァァァ!!」

 

 

 …………スイカに……。

 

 

 

 ★☆☆☆☆★☆☆☆☆★

 

 

 

 「……うぅ…スイカ…が……ッ!」

 

 風牙は、実家から送られてきたスイカの、あまりに悲惨な末路に思わず膝を折り項垂れた……。

 

 「……酷いッス!皆で楽しくスイカ割りしようと思って持って来たのに!」

 

 「楽しかったで?スイカ割り、綺麗に決まってスッキリしたわ」

 

 「違うッス!オレの知ってるスイカ割りじゃないッス!」

 

 「おぉスイカよ…死んでしまうとは情けない…ッ!」

 

 「いやシズクさん!?回し蹴りでスイカを割ることについての突っ込みは!?」

 

 「……あんなぁ風牙?」

 

 「な……何ン…スか……?」

 

 風牙は、突如二人から漂って来た殺気に思わず一歩、後ろに下がってしまう。

 

 「今ウチらは、戦闘の真っ最中やねんで?……そんな時にスイカ持って来られたら蹴るしかないやろォ!?」

 

 「いや意味が分からな……」

 

 風牙がアカリに抗議しようとしたその瞬間………。

 

 『バゴォォォォン!』

 

 何故かシズクにフライパンで頬を殴られた………。

 

 「ギャアアアアアッ!」

 

 「アカリ、倒したよ!蚊!」

 

 「でかしたシズク!プンプンプンプンうっさいねん!ざまぁみろ!」

 

 「結構吸われてたみたい!フライパン血だらけだよっ!?」

 

 血だらけのフライパンを見て思わず声をあげるシズク。

 

 アカリは、そんなシズクを見て首を横に振り風牙を指差す。

 

 「ちゃうわアホ!それは風牙の血や!つまり……蚊の奴が最後の力を振り絞って、風牙の血を大量に奪ったんや!!」

 

 ……いや……顔中血塗れなんスけど………


 「そんなっ!なんてことを!」


 ……おいコラ……どの口が言ってるんスか………

 

 「……やっぱり奴等を野放しにはできひんな……なぁシズク?」

 

 「うん、そうだね……アカリ!」

 

 「「駆逐してやる一匹残らずッ!ウチ(私)がこの手でッ!!」」

 

 

 

 

 

 …………………あんた等のせいッスよォォォォォォォッ!!!

 

 

 

はじめまして~平等院ねこ助です(* ̄∇ ̄)ノ

キャラが勝手に動くので迷走します……。

でも楽しく書ければそれでいいので、

自分勝手に書かせていただきます!

よろしくお願いいたします!

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