プロローグ
※処女作注意!!
「あれ?ここは・・・・?」
ふと気がつくと真っ白いとこにいた。自分がどう立っているかも、今自分が浮いてしまってるのではないか、実は自分は空を浮いてるのかもしれないのかというくらい真っ白なところ。それ以外はなにもない。
その時、光が現れた眩しくはない。光っているのに眩しくないとは不思議だ。
「私が見えていますか?」
光が喋った。
「今光っているのが喋っているというのなら見えてます」
俺は混乱しながらも答える。
「あなたは今ご自分が死んだことは理解していますか?」
「死んだ・・・・?ちょっと待ってくれ」
俺は死んだらしい。
思い出そうとすると段々と思い出してきた。確かに俺は死んだ彼女を庇って死んだみたいだ。
「思い出しましたか?」
「ええ、なんとか」
返事を返すも今の状況を理解しようとした。
この光はなんなのか?天使だというのだろうか、それとも今から自分もあの光になるのかなど分からないことを必死に理解しようとしていた。
「不安になさらないで下さい、今からあなたに危害を加えるつもりはありません」
光は優しい声で言った。
「お前は何者なんだ?」
危害は与えないということなら警戒しても仕方ない、なにより今この状況で逃げても抵抗しても無駄だと思い、取り敢えずはこの光が何なのかが重要だ。
「そうですね・・・あなた方からすると『神』という存在になりますかね」
「神ですか・・・」
「はい、あなたが生きていた世界を管理していたのが私です」
「その神様が俺になんの用なんでしょう?わざわざ神が直々に天国か地獄かを決めてるんですか?」
神がわざわざが出てくるというのはおかしいのではないだろうか、地球では数秒に一人死亡していると聞いたことがある。つまり、俺一人が何の用もなく神と一対一で話し合いをするというのは疑問が生じる。
「そうですね、1から説明すると混乱すると思いますので結論から先に言わさせて貰いますとあなたには転生をしてもらいます」
神は俺にそう言った。