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マーセナリーガール -仕事と学業の両立-  作者: 海野ゆーひ
前回のあらすじ・登場人物紹介・用語集
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用語集

 「マーセナリーガール」に出てくる用語を説明します。



【傭兵】


 何でも屋。

 お金さえ払えば、法に触れないことであれば何でもやってくれる人たち。


 世間一般的には、人々を守るためにファミリア(後述)と戦う、常人離れした身体能力及び戦闘能力を有する剣士という認識が強い。


 傭兵になるためには、年2回開催される採用試験を受験し、合格しなくてはならない。


 傭兵には、その実績によってランクが付けられている。

 ランクは、下から、E、D、C、B、A、と続き、一般的にはAランクまで行けたらかなり優秀。

 その上のAAランクまで行けるのは一握りの天才だけであり、そのさらに上のAAAランクは、もはや幻の存在となっている。


 ちなみに、現在(卒業編開始時)AAAランク傭兵は、大陸にある9ヵ国全て合わせても5人しかいないと言われている。


 傭兵の収入は、ランクや仕事内容、仕事頻度によって大きく上下するものの、一般的なほぼ全ての職業より比較的高い。

 低ランクの内は苦労するものの、Cランク以上ともなれば生活は安定し、家を買ったり結婚したりする者も多くなってくる。




【ファミリア】


 「使い魔」という意味。


 世界が始まった頃から、人類の天敵として存在していたと言われる謎の生物たちの総称。


 数多くの種族が存在するが、彼らの行動は「人間を殺すこと」に一貫している。

 人間を殺す能力を持たない種族も確認されているが、その場合、人体に何らかの悪影響をもたらす能力を有している。


 種族別など、ファミリアの研究は進んでいるものの、彼らがどこでどのように生まれたのか、なぜ人類を攻撃するのかなど、根本的なことはほとんどわかっていない。


 多くの種族が、常人では歯が立たないほどの戦闘能力を有しており、彼らに対抗できるのは傭兵と、一部の才覚ある者のみである。


 基本的に、脳や心臓を破壊すれば殺せるが、彼らの体内にある「核」と呼ばれる物を破壊することでも殺すことができる。

 また、「核」を破壊しなければ死なない種族も多く存在している。


 海に面している国ほど、ファミリアの数が多い。




【傭兵支援協会】


 各国首都に本部があり、ほぼ全ての傭兵の情報を管理している組織。


 情報管理のほか、国民から仕事の依頼を受けてその難度別にランク分けし、傭兵たちに斡旋する業務もこなす。


 ここで働く者たちのことを「協会員」と呼ぶ。

 協会員になるには、採用試験を受けて国家資格を取得する必要がある。


 依頼主は、仕事の報酬とは別に依頼手数料を協会に支払う必要がある。

 つまり、報酬そのものは傭兵の総取りとなる。


 このほか、傭兵に関連する全てのことが彼らに一任されている。


 一応、各国国王が最高責任者となっているが名ばかりで、実質、独立した組織として存在している。

 ただし、運営に関して、王族や上級貴族らで組織された政府が口を出すこともある。

 また、彼らの許可が必要なこともある。




【傭兵採用試験】


 傭兵支援協会によって半年ごと、年に2回開催される国家試験。


 試験は「小試験(または一次試験)」と「本試験」に分けられており、中規模以上の街にある小試験場で小試験を受け、それに合格した者のみが、大陸主要5ヵ国にある本試験場で行われる本試験に進むことができる。


 大陸主要5ヵ国とは、大陸にある9ヵ国を、人口順に並べた上位5ヵ国のこと。


 残り4ヵ国の本試験進出者は、居住地別に東西南北に分けられ、最も近い大国の受験者に混ざって本試験に挑むことになる。


 本試験は「二次試験」と「最終試験」の二つで構成されており、二次試験を合格した者のみ最終試験へ進むことができる。


 合格者数は、各国の総受験者数の100分の1と定められており、男女別に成績が出され、合格者が決められる。


 試験期間は、およそ半月である。




【傭兵候補生制度】


 オルトリンデ王国のシルヴァーノ・オルトリンデ第一王子が提唱した、傭兵採用試験とは別の傭兵採用制度。


 候補生を2人一組とし、傭兵としての職歴が充分にある者を1人担当官としてつけ、3ヶ月の間、傭兵の仕事を経験させる。

 そして3ヶ月後、担当官から候補生へ合否を伝える。


 現在(卒業編開始時)、テスト目的の第1期のみ終了。

 第1期生は全員合格している。以降の選出は未定。


 オルトリンデ王国での正式採用は秒読み段階と言われている。




【就労権】


 ミドルスクール(後述)を卒業した者に与えられる権利。


 ただし、3年生学年末の試験にて規定以上の点数を取る必要がある。


 これを取得していない者は、一般的な職に就くことができない。

 特例として、傭兵には就労権を持っていなくてもなることができる。


 もしミドルスクール卒業時にこれを取得できなかった場合、首都で年2回行われる試験を受験し、合格すれば取得することが可能。




【ミドルスクール】


 中学校のこと。

 3年制で、12歳~15歳までの子供が通う。


 留年制度は無いので、出席日数や成績関係なしに進級、及び卒業が可能。

 ただし、3年生学年末の試験にて規定以上の点数を取らないと、就職に必要な「就労権」を得ることができない。


 卒業生の多くは就職するが、1割程度は、この上のハイスクール(高等学校)へ進学する。




【プライマリースクール】


 小学校のこと。

 6年制で、6歳~12歳までの児童が通う。


 留年制度は無いので、出席日数や成績関係なしに進級、及び卒業が可能。


 ミドルスクールよりも学費が高い。

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