Ⅴ
〔まず、左目の紫から説明しますね。紫は何色と何色を混ぜた色ですか?〕
白銀が質問を投げかけて来た。
『そりゃあ、赤と青だろ?』
〔正解です。赤は動、青は静を意味しています。つまり運動能力,知力が優れている、と言う事です。〕
『じゃあ、右目の白色は?』
〔白は、無を意味しています。魔法が使える証ですね。〕
『魔法なんて使えるのか?』
〔はい、使えますよ。極僅かな人しか資質がありませんけどね。〕
『へぇ。属性は有るのか?』
〔いえ、魔法と言うのは、魔力を球状にして撃ち出す事を言うので………〕
『火属性とかで攻撃してみたかったなぁ………』
自分の想像していた魔法を真っ向から否定された為、少し沈む影月。
〔でも、影月君の武器は魔力を入れて撃ち出して攻撃する銃ですよ?〕
『……は?』
一体俺は今日何回驚けば良いんだろうか。
〔試してみたらどうでしょうか?魔力を一点に集める感じで。たしか、銃には属性添付が有る筈なので、火属性添付!とか水属性添付!とか出来ますよ。〕
『まじか?凄いな、此の銃。』
〔当たり前です。代々、影の王が使用していた銃ですから。名前は……紫のが紫月白のが、白夜でしたかね?〕
『ずっと気になっていたんだけどさぁ、ファントムキングって何?』
〔む……説明しなきゃ、いけませんか?〕
『当たり前だろ?!だって俺は影と契約したんだぞ!』
〔まぁ、影月君は元々神粒持ちですから知る権利は有りますが……〕
変な所で切ってすみません。
活動報告を更新致しました。
お知らせが有ります。
明日から学校が有るので、投稿時間が遅くなります。
予定だと、午後10時〜11時位でしょうか。
此れからも、『ファントム・ロード』をよろしくお願いします。
桜音有里。




