Ⅳ
此の現象は何だと警戒していたら、頭の中から声が聞こえた。
〈汝ハ何ノ為二此ノ力ヲ利用スル?〉
は?へ?何だ此れ。此れが影との契約なのか?
〈汝ハ何ノ為二生マレテ来タ?〉
新しい質問が投げかけられた。
〈何故、王ノ神粒ヲ持ツ?〉
おうのしんりゅう?俺は、そんな言葉聞いた事がない。
でも…………
『俺は、永戒を守る為に生まれて来た。先代の、生ま、れ、変わ、り…………』
思わず、そう口に出していた。
〈ダガ、汝ハ知ラナイ方ガ良イカモシレヌゾヨ?ソレデモ知リタイカ…….?〉
『此処まで知っといてやめる訳ないだろ。あぁ、良いさ!全てを知ってやるよ!』
〈その意気だよ、ぼくはずっと君を見ているから………〉
その時脳裏に何かが過った。
此れは、銃を使っている人……?
______________*_______________
〔!!影月君、契約出来たんですね…。〕
『うわぁっ!吃驚したな……』
記憶らしき物が見え終わった後、白銀が行き成り話し掛けて来た。
良かった、何時もの白銀だ……
『でもどうして、俺が契約したって分かったんだ……?』
恐る恐る俺が聞くと……
〔姿、変わってますよ?〕
『…………え?』
今、白銀はなんて言った?
俺は、白銀の言葉を反濁してみる。
〔だから姿変わってますよ?何なら鏡でも見ますか?〕
はいどうぞ、と手渡された手鏡を見ると其処に映っていたのは、
『嘘だろ……何だ、此の姿は………』
目の色は、左が紫、右が白のオッドアイになっていた。
そして、両手には二対の銃を握っていた。左手の銃は紫で右手の銃は白の色をしていた。目の色と同じだ……
〔その二対の銃が影月君の武器ですね。〕
『でも、此の銃実弾が入っていないぞ?どうやって撃つんだ?』
カチャカチャと銃を調べていた俺が言う。
〔その前に影月君の姿の説明からした方が良いみたいですね。〕
『じゃあ、全て説明してくれ。ファントムとはなんだ?』
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人物に影バージョンの白銀、影月が追加されました。




