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ファントム・ロード  作者: 桜音有里
序ノ影 【契約】
7/15

此の現象は何だと警戒していたら、頭の中から声が聞こえた。



〈汝ハ何ノ為二此ノ力ヲ利用スル?〉



は?へ?何だ此れ。此れがファントムとの契約なのか?



〈汝ハ何ノ為二生マレテ来タ?〉



新しい質問が投げかけられた。



〈何故、王ノ神粒ヲ持ツ?〉



おうのしんりゅう?俺は、そんな言葉聞いた事がない。



でも…………



『俺は、永戒えいかいを守る為に生まれて来た。先代の、生ま、れ、変わ、り…………』



思わず、そう口に出していた。



〈ダガ、汝ハ知ラナイ方ガ良イカモシレヌゾヨ?ソレデモ知リタイカ…….?〉



『此処まで知っといてやめる訳ないだろ。あぁ、良いさ!全てを知ってやるよ!』



〈その意気だよ、ぼくはずっと君を見ているから………〉



その時脳裏に何かが過った。


此れは、銃を使っている人……?



______________*_______________



〔!!影月君、契約出来たんですね…。〕



『うわぁっ!吃驚したな……』



記憶らしき物が見え終わった後、白銀が行き成り話し掛けて来た。


良かった、何時もの白銀だ……



『でもどうして、俺が契約したって分かったんだ……?』



恐る恐る俺が聞くと……



〔姿、変わってますよ?〕



『…………え?』



今、白銀はなんて言った?


俺は、白銀の言葉を反濁してみる。



〔だから姿変わってますよ?何なら鏡でも見ますか?〕



はいどうぞ、と手渡された手鏡を見ると其処に映っていたのは、



『嘘だろ……何だ、此の姿は………』



目の色は、左が紫、右が白のオッドアイになっていた。


そして、両手には二対の銃を握っていた。左手の銃は紫で右手の銃は白の色をしていた。目の色と同じだ……



〔その二対の銃が影月君の武器ですね。〕



『でも、此の銃実弾が入っていないぞ?どうやって撃つんだ?』



カチャカチャと銃を調べていた俺が言う。



〔その前に影月君の姿の説明からした方が良いみたいですね。〕



『じゃあ、全て説明してくれ。ファントムとはなんだ?』


人物にファントムバージョンの白銀、影月が追加されました。

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