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Ⅱ
夜
俺は、白銀に言われた通りに誠華高校に来ていた。
『なんだよ、来ないじゃんか。』
あれからファントムについて調べた。
が、良い情報は得られなかった。
〔こんばんわ、影月君。待ちましたか?〕
暫く(30分位)すると白銀が来た。
『あぁ、思いっきり待ったよ。其れより、ファントムって一体何なんだ?』
〔まあ、落ちついて下さい。そろそろ毒の影か来ますから。〕
また白銀から意味の分からない事を言われた。
すると、
グランドからにゅるっと何かが出て来た。
あの黒い奴がギフトファントムってのか?
まるで、人の影みたいだな。
〔さて、シャイグをしましょうか。〕
そう言った白銀は、まるで鬼神の如く輝いていた。




