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変化

光が目に入ってくる。

どうやらソファーの上に眠っていたようだ。タオルケットがかけられている。

ソファーの上が妙に温かい。


「よっ起きたか?」


「あ?あぁ」


声をする主をみる。

どこかで見た事がある黒ジャケットの男だ。



藤原ふじはら たくでよかったかな?」


思いだした何かいきなりOverSoulとか使いだした変な奴だ。


「おまえは・・・あの時の。何でおまえが?」


「何でって、連れてきたから」


「あっああ」


確かこいつに気絶させられていきなりOverSoulを入れ込んだとかいってたような気がする。


「まあ、単刀直入に言うとおまえを仲間にしたい」


「はぁ」


自然とため息がでていた。



「まあ、いいよ。いきなり仲間になってくれるとは思わないしある程度説明がいるよな。答えられるのは全部答えてやるよ」


「それじゃあ、ここはどこ?」「オレの家だ。詳しい住所は教えられない」


「ふーん」


「まあ、一応目隠しに耳栓してもらってある場所までに移動させてもらえるからそのあたりは大丈夫だ」


「それって危なくないか」

「それにいたっては大丈夫だ。なぜ大丈夫かは教えられないが」


企業秘密ってやつか。


「ふーん。じゃあ、このグループ・・・クロウだったけ。そこにオレを仲間にさせて何がしたい?」


「よく覚えていたな」「まあ、テーブルの所に色々書いてる書物に書いてあるぞ」


「はは、いい感じの観察力だ」


「何だ?テストでもしてるのか」


「まあな。早速悪いが能力を分析している」


「ふーん」


「まあ、それより世界が四つの勢力で成り立っているのは知っているだろ。」


「あ、ああ。まあ、テレビでもあってるしな」


「そこでだ、ある一説によると世界はすでに混沌として進んでいた」


「・・・」無言で頷きながら聞く。


「表では4つの世界と言ってはいるがもうそれは偽りの事であり真実は世界はもう混沌と化し進んでいた」

「は、はあ」


唖然とした。そもそも混沌って何だ?


「狂喜の伝染。バーサーカー現象の異様な発生率。世界の生命活動の危機。分かるか?この意味?」


「いや、全然。そもそも混沌って何だ?」


「生命の停止。つまり、生きていくための最低限の活動ができなくなることの略称だ」


「つまり、生きられなくなるんだろ?」


「そうだ。水は渇き、森は枯れ、食物はとれなくなる。まさしく世界の終わりだな」


唖然とした。まさか世界にこんな事が起こっているなんて・・・


それから、色々と話し合った。


今、分かる事は世界は終わりを告げようとしていること。一般人はOversoulを知らない。才能がないものは狂喜にかかりやすくなるため。

実際、オレの目の前の人もその一人。


「なあ、名前は?」


「相川夏唯だ」




それからオレの人生は急激な変化をして変わろうとしていた。

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