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自称最強だらけの世界で本物として生きる  作者: 縁側のゆったり


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騒音と敬語と暇人と

初投稿の小5です!ユーチューバーの「まったりさん」、「転生したらスライムだった件」作家「伏瀬」さんにあこがれて始めました!誤字脱字多いかもしれませんがよろしくお願いします!

自称最強だらけの世界で、俺だけが本物だった





第1話

騒音と敬語と暇人と。








その時、空が揺れ、草が揺れる。。だが誰も驚きはしない。この城には今日も、「自称最強」が集っている。

「…暇だな~」

ここはとある城の中庭のような原っぱだ。

空は晴れていて、魔導士たちが魔法を飛ばしている。

そして俺の名前は湯田理三

この世界では、『また』王族に転生してしまったのである。

そして自称最強のバカが今日も今日とて叫んでるよ。

「いぇえい!俺の魔力99999!空がちょっと揺れたぞ!見た

か⁉見たよなあ!?ヤッター!」

そういいながらくさっぱらに寝転んでいるおれに詰め寄るバカのこいつは神威。

明らかにバカ。

周りからは魔力が強いだけで「国の希望だ!」と、おだてられている。


「さいですか」

こんな馬鹿でも一応俺の兄だ。

「お前はいつもそれだなあ!昼寝してる暇があったら、魔法の一つでも出してみろよ!

あ、出せねえのか!無能王子!俺を見てろ?風魔法!」

そう神威が詠唱すると、

「え、えええちょっと待っ」

ボン!

「あ」

風魔法が暴走して、神威の顔に当たり、

神威の金髪がぼっさぼさだ。文字通りぼっさぼさ。

「あはははは!ひーひーなんだそのかお!はあ、はあ、はあははははは!」

さすがに、あまりにも面白い髪形だったので、大笑いしてしまった。

まあ俺も一応皇子で、無能力者。そして魔力ゼロ。

だけどこれでも転生前は剣豪としておそれられ、だけどこれでも転生前は剣豪としておそれられ、魔王だったこともある。

でも殺されてから、この力は隠して生きるようになった。

そんなことを考えていると…

すたすたと、向こうから誰かが歩いてくる。

「兄上。魔法陣の構成が逆です。空が揺れたのは、風の魔導士団の演習の影響です。あとさっきの髪型面白かったですよ!」

「お前見てたのか!」

と、神威に正論を述べているこいつは澪。

俺の妹だ。

「俺の魔力だって言ってんだろ!風とか関係ねえし!…多分」

「でも兄上自称ですよね?」

「俺は最強って言ってんだろ!」

「まあたしかに自称でなかったのは100年前に存在した魔王だけですが…」

まあ一応この世界は俺がいた時代と100年後の同世界らしいが…

など、会話をしているが、

「俺は魔王より強いっつーの!」

まあ本当に神威はただのバカで、

そう考えていると、澪が俺の隣に寝転んで、

そう考えていると、澪が俺の隣に寝転んで、そう考えていると、澪が俺の隣に寝転んで、

…天使か?

めっっっちゃかわいいんだが。

まずい。力をばれないようにするより

この赤らめてしまった顔を隠さねば。

・・・自分で言うのもなんだが、もしかしたら俺はシスコンじゃ…(そうです)

実際のところは俺に敬語を使う奴はこの世界に零しかいないんだが。

「俺はいつも穏やかだよ」

心臓が沸騰しそうな状況で、ぐっと吐き出した。

「おい澪!そんな無能王子に敬語を使うな!」

「わかったよ騒音」

「俺じゃねえよ!」

神威が澪にいじられている。

「まあまあ…」

と、おれが澪をなだめると、

「す、すいません!私としたことが、出しゃばりすぎてしまいました…」

澪が顔を赤らめて謝っている

「あ、大丈夫大丈夫!怒ってるわけじゃないから!」

そんな感じで、少し焦るのだった。

だが実際、父王も、使用人、調理人、さらには一般人までもが俺を無能王子とあざけってくる。

澪の奴、以外とユーモアセンスあるな~

と、俺たちが会話を繰り広げていると、

ドォン…

と、どこかで爆発が生じた

すぐさま音のしたほうを見ると、

「たす、助けてくれぇーーー!」

そこでは、先ほどの魔導士団の一人の魔法が暴走し、空高く巻き上げられていた。

「…まずいですね」

「ああ」

「何があったんでしょうか…」

恐らく、あの力はあの魔導士の魔力じゃ到底足りない。

俺にだけ見えるのだが、あのバカの魔力が暴走して

制御が利かなくなったんだろう

さてとあのバカは…

「え!?え!?何が起こって・・・え!?」

・・・やはりバカだな。(これでも兄)

だが何もしないのは悪いのでギリギリバレない程度に風を発生させる。

「うああああ…え?」

そんな感じで素っ頓狂な声をあげている。

少し赤い光が手から漏れそうになったが、すぐさま背中に手を置く。

”力”を使った後の反動があり、手先に赤い光が振動とともに駆け抜けているのが分かる。

「まさか団長が助けてくれたんですか?」

「そ、そうだ…」

「待てーい!俺が風を出したから生き残れたんだ!」

…と、神威の手柄にする。

「我が国の宝だ!」

とか、

「王子万歳!」

とかいう奴が国中にいる。

…考えただけで泣きそう。

騒音マシンが増えているってことじゃん?

俺の怠惰…ゴホン、優雅な生活が邪魔されるかも~

もういっそのこと国ごとこの”力”で…そう思い、少し右手に光が生まれる。

「だ、大丈夫ですかお兄様!兄上の力が暴走してしまって…ん?どうしたんですか

背中に手を隠して」

「大丈夫大丈夫!少しひねっただけだから!あ、あと神威の力が暴走していたのかあはは知らなかったなあ!…」

危ない危ない。

バレるところだった。

というか何故…

そう思う暇もなく、誰かがこちらに歩いてきた…


1話、まずはキャラ紹介を重点に置いて始めました!これから湯田、どうなるのか見ものです!

投稿頻度は未知数ですが、できれば応援お願いします!

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