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birthday

こんにちは!

この話では、アリアちゃんの秘密が…!!

優しい、温かい物語になるように

「律、歌いたい。今の気持ち書いた。これ、曲にして欲しい。歌いたい。届けたい。」


「ええぇ…俺作曲なんてした事ないし…」


「お願い。出来る事したい。」


「…分かった。でも、そんなすぐは無理だからちょっと待って。紙は受け取っておくから。」


「…ありがとう…」


「おい、小宮ちょっといいかな?」


「はい」


「X実験に使われていた可能性の高い施設の場所を特定することが出来た、一緒に来てくれないか。」



「アリアは?」


「彼女はダメだ。危険だからな。」


仙石さんと俺はアリアが被験者になっていたX実験の施設に向かった。


「仙石さんも、日本政府に利用価値があるとされていたんですよね?」


「あぁ、まぁな。俺は、薬品、薬草に詳しくてな…きっとそれで利用しようとしてたんだろうな」


「確かに、薬が開発出来きることってすごいですもんね」


「薬じゃない。弾薬…いや、爆弾を開発する為だろう。俺は、自分の知識で経験で人を殺す事になるのは絶対に嫌でな。一切、手を貸さなかったんだ。」


「そうだったんですね。」


「ここだ。」


そこは、窓ひとつない真っ白な四角い施設で

まるで、角砂糖のようだった。

中に入ると、銃痕が数多くあった。


「X実験ってどんな実験だったんですかね」


「お前は知りたいか?」


「まぁ、X実験がなんだったのか知りたいです。」


「教えてやろう、X実験は人間兵器を作るための実験で間違いないだろうな。」


「どう言うことですか」


「そのままの意味さ。」


「人間兵器、お前は銃を渡され撃てと指示があったら撃てるか?撃たれても、刺されても、死ぬまで痛みに耐え戦えるか?」


「そんなの無理に決まってる…仙石さんだって分かるでしょ」


「あぁ、一般的に傷みが分かり常人の精神なら人を殺めることなど誰かの指示で行う事は出来ない。自分の…自我で皆人間は動く、花を見て綺麗だと、人の涙を見て傷む心を持っている人なら無理だ。でも、人間兵器になる為に教育され、いや、それ以外を知らない者なら出来る。」


「だからってアリアを、人間をそんなことに…」


「お前なら分かると思っていたがな…よく聞け、それが戦争でもあるんだ。いつの時代だって、弱きものが犠牲になるんだ…」


「アリアは…」


「どんな実験内容かは分からないが、ただ、彼女は生きてくれていた。彼女に聞けば」


「ダメだ。それはダメな気がする…」


「まぁ、良い。院長も彼女の事はお前に任せているしな。言うも言わないもお前に任せる。だがな、彼女は兵器として教育されてきた人の温かみや優しさはおろか、自分の気持ちを言葉にする術を知らない。彼女がどんな人生を歩んで来たのか分からないがきっと、初めて自分の意思主張したと思う。歌を歌いたいと。それに、彼女の歌声は凄い反響だったらしいしな、」


「作りたまえ〜作りたまえ〜」


「うぁ…!東堂さんいつから?」


「さっきさ!律くん、歌作ってくれないか?彼女のために。」


「挑戦はしてみますけど…」


そうとは言ったものの、アリアの書いてくれた紙には


初めての感情

とっても痛くて苦い


たったこれだけだった。

俺はもっと「悲しい」とか「愛」とか

だと思っていた。


アリアが思う「悲しい」や「愛」はきっと違う姿なのだろう。



まぁ、今回は俺は感じた事を旋律と歌に乗せよう


…って、俺作る気満々じゃん。


そして、アリアが歌を歌い

それをアップロードした。


「律くん、アリアちゃん!再生数1日で50万回だって!凄い反響だねぇ〜それにこの題名も良いね!!でも、なんでなの…?」


「俺は、お祝いしたかったから…なんていうか翔さんの事…それに、アリアが初めて自分の意思を主張してくれたからそのお祝い…的な?」


「へぇ〜それで、BIRTHDAYなんだね」


最後までありがとうございます。

誰かの為に、律は自分の力を使う…とっても素敵ですね。

あともう少しでハロウィン

それまでにもう2話くらい出したいです…!

がんばります!


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