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彼女の名

こんばんわ!

皆さんは、彼女は一体どんな名前だと思いますか?

彼女の名は今回で遂に…

彼女の名をGoogleで調べると…

最後まで読んでください!

「東堂!!やっと見つけたぞ」


「紹介するよ〜仙石くんだ。ほらほら、この子が噂の小宮律くんだよ〜。」


「君が…私は仙石柊七せんごくしゅうなだ。東堂…診察の時間だぞ」


「あ~もうそんな時間か僕は行くよ、僕が案内したかったのだが仕方ない…後のあれこれは仙石くんに聞くんだ少年よぉ〜」


「あいつ…ったくもう…小宮律だなこの施設の事はもう聞いているか?」


「いや、何も…あの、彼女は?」


「あー、連れて行ってやるついて来い。」


仙石さんは俺を連れて彼女の所へ案内をしてくれた。

道中には数々の扉…不気味だなと少し感じていた。



「この施設は、病院なんだ。と、言っても終期末医療専門の病院でその人がその人らしく余生を過ごせるようにサポートをする事が私たちの仕事なんだ。患者だけじゃないさ、死と向き合わなければならない家族のケアも担っているんだ。」


「……」


「なんだ意外だったか?」


「いや、だからこんなに整ってんのかーって思って、でもさ、僕が見たのは黒いマントに身を包んだ〝ザ悪役″って感じだったからさ…なんつーか腑に落ちねぇーなって思って」



「まぁ、遅かれ早かれ知る事になるだろうから先に言っておくが、この施設はもう一つの顔があってな…」


出入り口で女性が母親と息子らしき人に腕掴まれ何か言われていた。


俺と千石が近づくと


「すみません…何か食べる物を頂けませんか…この子もう何も3日食べていなくて…」


「お母さん、ここは病院なんです。お引き取りください」


「あの…お願いです…」


「お母さん、離していただけませんか?」


すると、どこからか東堂はやってきて母親に向かって銃口を突きつけた


「おい、何するんだよ…」

僕は咄嗟に割り込もうとしたが仙石に止められた


「君の出る幕じゃない…」


「お母さん、僕もこんな事はしたくないのです。分かったなら10数えるうちにお引き取りを」


怯えるように親子は帰って行った


「なんであんな事を…酷いじゃないか…」

僕は戦争孤児だった。空腹がどれだけ辛いことか身に染みてわかる。


「このの施設のもう一つの顔は説明するよりも実際見たほうが早いな…」


僕は黒いマントと仮面を渡された

「身につけろ。絶対にはだけないよう強く前は締めておけよ。」


「あー、この子が小宮律くんね…私は伊東しおり(いとうしおり)よ。よろしくね!あ!そうそう3人にも伝えておかないといけない事があったわ!コード19025ちゃんの事だけど目も覚めて今は精密検査を受けているわ…精神的ショックで記憶がすっぽり無くなっているみたいね…かわいそうだわ…もう戻らなくちゃ、少しでもそばにいて彼女の事知らないと!律くん!マントも仮面も似合ってるわよ〜!」


そう肩を叩かれたのは、東堂だった。


「何を2人笑っているのだね…」


俺らは施設の地下道を歩き僕らは外へと出た。


「今から何をするんだ」


「ごめんね、少し遅れてしまったけれども配給の時間だよ〜」


東堂がそういうと次々と人がやってきて


「仮面のお兄ちゃんありがとう!」

「僕将来仮面のお兄ちゃんになりたい!」

「私はそのお嫁さん」

「いつも本当にありがとうね…」


「仙石さん…配給はパンライズンが行なっているのでは…」


「シャングリアの奴が独り占めしているのさ。だから、一般市民には回りにくく、特に戦争孤児や独り身の高齢者には全くだ」


「なんだよそれ…シャングリアの奴ら好き放題…」


「僕らはねこうやって時々配給を行なっているのさ。身分を隠してね。こんな不平等な社会消えて仕舞えばいいと思わないかい?小宮くん。僕はね消えて仕舞えばいいと思うんだ。いいや、僕らは思うんだ。だから、この施設のもう一つの顔はこんな社会を作り上げたシャングリアいやパンライズンへの復讐組織なのさ」



施設へ戻ると目の前には彼女がたっていた


「良かった。生きていたんだね。」


「ごめんなさい…僕のせいで君を危険に晒してしまった…本当にごめんなさい…」


「いいの。それよりもねぇ、これをみて」


彼女はスマートフォンの画面を僕に見せた

そこには、僕の投稿した彼女の歌声に沢山のコメントが溢れていた。


(なんだこのアーティスト…1000年に1度の逸材だ!)

(毎日毎日、悪夢に悩まされていたけれどこの歌を聴いて寝ると悪夢を全くみなくなったありがとう!)

(生きる意味だ…)

(2作目期待!!)

それはもうたくさんのコメントで溢れていた


「私、みんなの役に立ってる?」


「…うん(僕は涙を堪える)」


「小宮律っていうの?この投稿主のところに書いてあって…」


「うん(蚊の鳴くような小さな声で頷く)」


「そして、この私の名前は君がつけてくれたの?」


「うん…(泣)」


彼女の名は


ーーーーーーーーーーーーーーアリア

最後まで読んでいただかありがとうございます!

黒いマントに仮面姿…想像するだけでも闇の組織みたいですよね…笑

彼女の本当の名は何なのか…

そして、この復讐組織の名は…

次回またお会いしましょう!

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