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11話 後始末と始まり

「スコルツさん、まだ僕達を襲う気はありますか?」

僕がそう訊くとスコルツは力なく首を振った。


姉上にスコルツの傷を全て治療してもらい、【チェンジ・フィールド】を解除して寝室に戻ると、衛兵に腕輪で全ての能力が封じられている事を説明し、スコルツを丁重に扱うように言って寝室から出した。


入れ替わる様にヴァレシルとグレンディルが入ってきて、

「スコルツを捕らえたのだな。彼奴(きゃつ)は強いから殺す事になると思っていたが…見たところお前達は無傷の様だし、ホント底が知れないな」

ニヤッと笑いながらヴァレシルが言った。


「お見事でございました。潜入しようとしていたもう1人もラムケ公爵の手の者と接触した所を捕らえましたので、名分は充分だと思います。

朝に使者を出せば明後日の朝には第一王子のところに着きますが、いかがしましょうか?」

とグレンディルが訊いてきたので、

「はい、手筈通りお願いします」

そう答えると、手配の為グレンディルは退出していった。


「さて、これでいよいよ戦争だな。ラムケ公爵領とその南側はきっちり切り取ってやるからそっちも派手にやってくれ」

ヴァレシルはそう言うと、僕の肩を叩いてから寝室から出て行った。


残った僕達3人は顔を見合わせると、

「「「とりあえず、寝よう(寝ましょう)か」」」

という事で、部屋に【クリーン】をかけてからベッドを直して眠る事にした。


◆ ◆


翌朝、普段より睡眠不足だがやる事が目白押しなので、手早く朝食を済ませながら出兵に関する書類に目を通す。

2週間後に『夜と月の王国』の国境に到着する予定なので、明後日には出陣しなければならない。


ラムケ公爵討伐軍を転用して素早く出陣する(出陣後、スパイ狩りをしてヴァレシルの軍の出陣は可能な限り秘匿する)となっている為、宮殿に居ないと出来ない事は今日中にやっておかねばならない。


一通り書類が片付いた時、昼に近くなっていた為、ミーティングも兼ねて今回主要な者達を集めて昼食を取る事にした。


設定に状態異常についてを追加しましたので、興味ありましたら作者ページなどからご覧くださいm(_ _)m

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