12:相談事?
久しぶりの投稿です★
<次の日>
美波「…綺里ちゃん?」
綺里「………。」
はぁー…。綺里ちゃん、また寝てますねぇ……。
綺里ちゃんって、一体、何者なんでしょうか…?
5月にいきなり転校して来て、すぐに仲良くなりましたけど、まだ綺里ちゃんのこと、何にも知りませんからね。
だけど、綺里ちゃんがすごく頭がいいことだけは知ってます。
勉強はもちろん、人の思ってることを当てたり、無くなった物を探し当てたりする、推理力もすごいんです。
私や瑠奈ちゃんの好きな人も当てましたし…。(「当てた」と言っても、瑠奈ちゃんの好きな人は本当に当たっているか分かりませんよ?)
隆平「綺里、美波…。ちょっと…いいか?」
あ……。隆平くん……!
綺里「…ふわぁ…。悪いけど、今日用事あるから、帰る。相談事なら、美波にして。じゃあね。」
美波「え…? き、綺里ちゃん??」
いつのまに起きたんでしょぅ…?
隆平「美波……。聞きたいことがある…。いいか…?」
美波「え?」
隆平くんが私の手を握ってきました!!!
自分でも顔が真っ赤になっているのがよく分かります。
でも、聞きたいことってなんでしょうか…?
隆平「あのさ、瑠奈って、好きな人、いるんだよな…?」
美波「…え…? …瑠奈ちゃん…ですか…? …いるみたいですよ?」
隆平「それって……もしかしてさ……オレ……だったりする…?」
美波「…そうだと思いますよ? たぶん…。」
隆平「はぁー…。やっぱり…そうなのかぁ…。」
美波「どうしたんですか? …告白でも、されたんですか?」
隆平「告白って言えるのか分かんねーけど……。まぁ、そんなかんじ…なんじゃねぇか…な…。」
美波「…大変ですね、モテる人って。」
隆平「……え??」