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◆“ま”について
※誤植変換ミスではない。念の為。
◆“ま”
「……人は“考える”……悩み、苦しみながら、より良い道を探し続けて生きている。他の動物にはなく人間に与えられた“心”ってやつ。しかしその力の代償に他の動物には無いモノまで生み出した」
「それが“ま”少しでも楽をしたい、怠けたいと思う心の“間”であり、周りを疎んじ、蹴落とそうとする心の“魔”」
「人の心の中で生まれた“ま”は、もがけばもがく程、逃げれば逃げる程に肥大し、いつしかその人自身を蝕む。そうなると、もうその人は自分で自分の心を制御できなくなる。欲望のままに振舞う“鬼”になるんだ」
「“黒い人”はその成れの果て。その宿主の中で肥大しすぎた“ま”が、暴走して別の自我を持ったものなんだ」
※だが手は抜いた。本編中でとある人が説明したので、そのまま抜粋。