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ユメユメ~設定集~  作者: サトル
1.世界の事
2/16

◆道具とは

作中で登場する“柄のない刀”などの総称です。


◆“道具”とは


――よもや語り継ぐ者も居ない程昔の話。


 その昔、悪政の限りを尽くす領主がいた。

 その者のゴウは深く、多くの人々が血と涙を流した。

 彼は、次第に自身の欲望に塗れ人としての心を失い、“鬼”へとなり果てた。


 ある時、三人の若者が悪の支配から人々を解放するため、立ち上がった。


 美しき女が領主に取り入ると、隙を作り剣士がその首をはねる。

 そして、肉体が滅びた後に残った未練の魂を……僧が十の世界に分かち、封印したのだ。


 十の世界。すなわち……


 “地獄”にありとあらゆる罪を、


 “餓鬼”に欲しても欲しても留まらない欲望を、


 “修羅”に他人を蹴落としてまで喰らいついていた自我を、


 “畜生”に欲望のままに振舞うその感情を……


 ――罪は深い、だがどんな魂にも一握りの良心は残っているもの。


 “人界”に罪の上にあっても人として振舞い続けた心を、


 “天界”に共に喜び合える、慈しむ心を、


 そして、ほんのわずかに残っていた信心の心をそれぞれの四聖に……



 ――そうして、“彼の魂”を分かち封印した装飾品はこの現代で“道具”と呼ばれ、ある道具は“ま”を祓い、またある道具はケガれを呼ぶ存在へと道を違えていった。


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