表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
イケメンぼっちのリアルRPG戦記  作者: 月読カイト
2章 慣れというのはこわいものだ
9/50

休息と違和感



 レンは料理が得意だった。

 家でも、ぼっちが多かったので、暇つぶしにネットで調べたレシピは、ほとんど作れる。

「美味です!」

 キサラギは、戦いの疲れからか、女子にしては食べている。

「たまに食べるけど、料理の腕は勝てる気がしない…。」ハナも愚痴る。

「お前いろいろ属性そろってんのに、ぼっちな。」タクト

 お前に言われたくない、という言葉を、彼は噛み殺した。


 女性は二人で一緒に風呂に入るそうだ。合宿気分なんだろうか。

「おい、レンよ…。」

「覗かせんぞ」レンは中指を立てて、警戒レベルを表す。

「…それにしてもどう思う?この事態。」

「総理を出してきたってことは、少なくとも国を超越する、何かがいるんだろうな。それが表に出てきたのか、元からそうだったのかはわからん。いずれにせよオーバーテクノロジーだ。想像もつかん。」

「そこなんだよ。風景そのものを変えるって、今までの世界何だったの?」

「想像もできないチカラか権力を持った何かが、この国とか世界に、何かをしようとしてるのは、間違いない。俺たちは死なない程度に、レベルアップしていくしかないってことだよ。」

 タクトはそれに同意した後にこう言った

「でも、ちょっと楽しくね?前よりさ。」

 その発想にレンは戦慄した。この異常事態に、いち早く適応してる人間が、すぐそばにいることに。

 そう言えば、この現状の全てはタクトが準備した、お膳立てのように思えた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ