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イケメンぼっちのリアルRPG戦記  作者: 月読カイト
2章 慣れというのはこわいものだ
8/50

新しいコトワリ


 町中をモンスターが徘徊する光景はなかった。モンスターは民家には入って来ず、大きな道路にでてくることもなかった。危ないのは、ひとの住んでいないエリアだ。

 モンスターは生き物ではない。倒すとサラサラとした輝く砂のようになって消える。そこにお金やらアイテムが残る。

 例えばスライムを倒すと10円がでてくる。スライムはゆっくり動くので、よほど油断しない限り、やられることはないが。


 彼らはひとまず、レンの家を目指した。情報を得ること、休憩できるところが必要だった。レンの家は幸か不幸か、両親が海外で働いており、わりと自由がきく。妹の安否も確認したかった。


 レンの家のリビングで、TVを見ていたハナが、歓声を上げた。

「コンビニとか、お店は今まで通りなんだ!よかったー。」

「そのうち、武器防具、とかも販売するんじゃね?」

「そう考えると、商人に転職しとけば、よかったな。」

「バイト受からなかった、ガチ餓死だぞ。」


 疑問は尽きないが、TVでまともにやってるのは、教育番組とCMくらいで、ニュースも国外の事ばかり。

 事態の収拾に余念がないのか、統括者からの指示がないのか。全ては沈黙していた。


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