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イケメンぼっちのリアルRPG戦記  作者: 月読カイト
1章 神の見えざる手
7/50

オペレーション



 その日の四人は、とにかく、弱いモンスターを倒しまくった。

 レンの提案は、なるべく「魔法スキル」と「攻撃スキル」を積極的に使う、という戦闘方法だった。

 ゲームでは、タップしたり、ボタンひとつで、魔法などのスキルは発動するが、この世界では、呪文書があり、呪文を詠唱しないと魔法は発動しない仕組みだ。

 無論ゲームのように「ターン制」などではないので、タンク(盾役)がひきつけたり、ファイター(前衛の攻撃者)が戦ってる間に、呪文詠唱を行わないとならない。フォーメーションには、慣れと経験が必要だ。レンとキサラギは「攻撃スキル」や「防御スキル」、ハルとタクトは「攻撃魔法」や「防御魔法」の暗記と、素早い詠唱の特訓を行った。


 スライム程度では、何ら練習にもならないので、ハウンドドックという、明らかに犬ではない、小柄で凶暴なモンスターで練習しているが、案外素早いターゲットで、苦戦していた。

「無理矢理、怖い!レンさんたのみます!」

「逃げるなキサラギ!盾が逃げてどうする、ぐぶぅ…」被ダメ


「聖なる御霊よりたまえみ…噛んだ(泣」

「ハルちゃん。俺さっき噛まれて死ぬかも、回復して」

 タクトの顔に小袋が飛んできてべちっと音がした。

「遊んでないで、その薬草使え、魔法使い」

「いや、涙目になってるハルちゃんが可愛くて、思わず」

 ハルは何度も詠唱を失敗し、それでも初めての治癒魔法が成功した。


 レンは、この先が不安になった

 むしろ、ぼっちの方が、よかったのではないかと。


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