表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カミドの街の錬金術師  作者: 現夢中
プロローグ
1/45

プロローグ

 ──その店は、風貌こそボロボロでちんけな店だった。

  普段なら入ろうとさえ思わないだろう。

   ただ、《夢を追っている》奴なら……喜んで入っちまうだろうさ。


 と、言っている人間を僕は1人しか知らない。

 実際のところ、僕の勤めているこの店は、毎日ジリ貧火の車。

明日のご飯どころか今日のご飯すら危うい泥舟なのである。


「ま、本当にすばらしいことは認められ辛いものさ」


 僕の師匠はそう言うが、問題は絶対に仕事の質じゃないと確信している。

そういう僕は、この自己中心的な師匠の下で毎日あくせく働いている弟子1号だ。

 やりがいこそある仕事だが、やっぱりそれには苦労はつき物で。

今日もいつも通り、師匠にこき使われながら修行を積む毎日です。


「っと、今日も1日。がんばるか」

 

僕は私記を書く手を止めて、師匠の待つ店《夢追いし》へと向かったのだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ