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箱庭と運命と人を弄ぶモノ

作者: 木ノ本慈久
掲載日:2014/02/06

例によって添削とか見直しはしてません。一発書きです。眠かったんですよ。

私は運命の神。


私は今日も、この箱庭のような世界を眺めている。


現代社会で神なんて言おうものなら、笑われるか頭がおかしいと思われるかだが、それでも私は私自信を人とは思っていない。


他人の運命を、他の神の運命を操作するのは、それは人ではありえないからだ。


しかし、神なら神らしく人智を超えた所業をしたいところだが、このところ失敗続きだ。


運命は見えているのに、その運命を変えられない。


なにが運命の神だか…









今日は彼の運命の日か。


彼は柊明人。高校2年生だ。


父子家庭で母は彼が生まれたころに亡くなっている。


物怖じしない性格で、趣味は料理と読書。


最近気になっている娘がいるが、まだ告白できないでいる。どうやら告白する勇気がないようだ。


今は下校時刻のようで、学生鞄を片手に交差点で信号待ちをしている。




信号が青になった。最近の若者は信号が青になったからと左右確認もしないのか。


もし彼がこの時しっかりと左右の確認を取っていれば、運命は変わっていた。変わっていたはずだ。


赤信号を無視してトラックが突っ込んできた。どうやら居眠り運転をしているようだ。


嘆かわしい。居眠りするほど疲れているなら路肩に止めて寝ればよかろう。


などと愚痴っている場合ではない。私はあわててブレーキに働きかける。空気の流れに働きかける。彼の運命に働きかける。




だが、抵抗むなしく彼はトラックに轢かれてしまった。あの様では即死であろう。


愚痴っている暇があるなら行動しろと言うのだ。もっと広く見ておけば、何がどう影響してどういう結果になるか見えてこようものなのに。


何が運命の神だ。少年1人の運命すら変えてやれぬ。




だが、最近失敗が続くようになったのは、私が愚痴ったり愚痴ったり愚痴ったりしているからではない。


決して怠けているわけでもだらけているわけでもない。ないったらない。


どうやら、私以外の存在が、彼の運命に影響を及ぼしているようなのだ。




本来なら彼は89歳まで生きるはずだった。


今の思い人に告白し、交際し、結婚し、子宝に恵まれ、仕事にも恵まれ、大往生を遂げるはずだった。


そういう運命だったのだ。本来は。


なのに。


彼の本来あるべき運命が、最近になってぶれるようになってきていた。


彼が高校2年生で死ぬ運命だと、最初から決定づけられている。そういう運命だと、そういう人生だと、そういう人物だと。


本来がそうであると。私の見ていた運命とは本来存在しえなかったものなのだと。


そうゆがみが発生するようになってきていた。




正直私自身何を言っているかわからなくなってきている。


だが、このようなことがここ十数年頻繁に続くようになり、おおよその見当はついてきた。


もしかすると、彼はトラックに轢かれて死ぬために生まれてきたのではないかと。




最近こういう死者や行方不明者が増えてきている。


本来の運命から引き裂かれ、私の見ているこの箱庭の外から、彼らの命を、存在を、操作しているものがいるようなのだ。


こういう運命に沿わない死に方をした者たちは、皆一様に魂の循環の理から外れていたり、死体すら跡形も残らぬのだ。




この世界は、私が眺めている箱庭のような場所だが、その箱庭に勝手に手を加えるものが多い。


なぜ彼らの運命を全うさせてあげられないのか。


死や旅を望んでいる者も中にはいるが、そういう運命の者達以外までも、運命とはなんだったのかといえる状態になっている。




本当に運命とはなんだったのか。






運命を引き裂かれ、消えてしまった、外の存在に操られた者たちは、外の存在の管理する箱庭に連れて行かれる。


そしてそこで、理不尽な運命を突きつけられる。


いわゆる異世界転生というやつだ。召喚や転移も含まれよう。


おそらく外の存在達にとって、この私の箱庭の存在は、


外の存在の箱庭に都合のいいものを選定するためのモルモットでしかないのだろう。





都合のいい者の未来を変えて、運命を変えて、外の箱庭に連れ出される。


その時に元の箱庭との縁を切るために死の運命につなげたり、転移召喚の儀式を行い箱庭の境界をだますのだ。


都合のいい者がいなければ、連れて行くための個体を作る。私の箱庭に無断で。


今回の少年は前者だったが、後者なら最初から運命がそこで不自然に途切れる生を受ける。






箱庭と称してはいるが、ここの住人は永く私が見守ってきた者達だ。最近は役にも立っていない神だがな。


彼らは、外の存在の玩具ではない。外の存在の所有物ではない。


外の箱庭に問題があるのなら、そこで個々で対処をすればよかろう。なぜわざわざ私の箱庭から搾取するのだ。


外の存在は、人の命をなんだと思っているのか。人の存在をなんだと思っているのか。自分は神だとでも思っているのか。


人の運命をとやかくできるとでも思っているのか。


勝手に人の運命に手をだすな。


彼らには彼らの運命があるのだ。







今日も運命を変えられなかった。


いつかはあの外の存在の力が及ばぬよう箱庭を強固にせねば。


この箱庭を眺める神として。


さて、明日もまた外の存在が搾取する運命を逸らさねば。

とても中途半端な状態で終わってますが、着地点を見つけられなかったのと、一応見つけてあったのと2種類あります。

前者は書いてて途中でわけわかんなくなったんですけどね。

この作品は、今日数多く存在する異世界転生・転移・召喚を見ていて、凝ったキャラを作って転移させてっていう物や、神様のミスで死なせてしまって特典を持たせてチート転生させるっていう物などを読んでて、命軽いなーって思って書いたやつです。

転移させるために作られるキャラ、転生のために死ぬことが前提になって殺される事を目的とされて作られるキャラ。

生み出した人が好きに使うキャラですから生み出されたキャラには文句は言えないんでしょうし、生み出されたからこそ様々な動きができるんでしょうけど。

もし主人公として生み出されてなければ、理不尽な運命を背負わされることもなかったんじゃないか、簡単に命を散らして、神に謝られたりすげなくされることもなかったんじゃないか、チートな能力を軽く渡せる神なんて存在と相対することもなく、幸不幸問わず人生を謳歌できたのではないか。

というなんとも哲学的概念的なことをよく考えちゃうんですよ。

そして眠いままごはん作ってたら設定ができちゃったので書いちゃいました。

今回の運命の神は、この話を書いた俺という作者が作ったキャラということに、最後まで気付くことなく、外の存在にばかり文句を言い、自らの使命を果たそうとするという、とてもかわいそうな存在です。そういう意味で着地点は後者になります。

別にメタって最後に気付いて愕然としてもよかったんですが、書き方的に入れる余地がありませんでした。文章力がないってきついですね。

そもそも自分は物書きではないので…

これを読んだあなたも、書き手側なら自キャラを生み出す概念を。

読み手側なら、他の作者さんのお話を読んでみて、いろんな概念を。

ちょっと考えてみてはいかがでしょう。


その上で「アンタ言ってることおかしいよ」とでも言っていただければ。

実際このあとがき後半、何も考えずに書いてますので。

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