クラスメイト
何か最近、2500文字が長く感じるようになってしまったこの頃
「なあ、お前名前なんて言うんだ?」
現在、アインは自分の教室の机に座っており、隣になった少年からお名前を聞かれていた。
「俺はアインス・フリューゲル一年間よろしくな」
と普通に答えるアイン。
すると相手も自己紹介する。
「アインスか。俺はドナルド・アーバンスっていうんだ。呼び方はドナルドでいいぜ」
とドナルドは笑顔で言った。
アインも笑顔を向ける。
「でよ。アインって試験のときちょっとした騒動を起こしただろ?よく貴族に口答えできたな。俺だったらできなかったぜ」
ああ、あれ結構周りも見てたなそういえば
アインは頭を掻いて照れ隠しをする。アインは産まれてからあまり友達というものを持ったことがない。忌神のことのせいで極力、人を避けて生活していたためだ。
まあ、住んでいた場所も周りにはフリューゲル邸以外に人の家は無かったというのもある。
「貴族だろうと何だろうと関係ないだろ。ここを受けることはみんな一緒だし、貴族だからって絶対に受かるわけでもないし。第一、あいつにムカついただけだ」
「おお、かっこいい」
一方、メーアとフィアは魔法専攻科のクラスで二人仲良く、雑談していた。
周りから見てもこの二人は絶対仲いいだろって思うほどだった。
話題を振っているのはメーアで、その話を聞いているのがフィアと言った感じで関係を言うとメーアがお姉さんでフィアがクールな妹さんといった感じだろうか。
前にいる先生の話など全く聞いていないため、普通なら叱られるのだが教師が新任で押しも弱い人なので、注意できずにいた。
ミーナはアインと同じクラスで席は一番前の左端、周りは女子陣でワイワイやっている。
「えっと、皆さん静かに。私は一年F組の担当になったグレア・ヴァルキュリアです!皆さん一年間よろしくお願いしますねー」
先生の一声でさっきまで騒々しかった生徒たちが静まり、アインやミーナ、ドナルドを含めた30名の生徒たちが前を向く。
「もう、仲間たちの顔や名前は覚えましたか?まだならできるだけ早く覚えてくださいねー。それでは連絡事項がいくつかあるので聞いてください。
今日、授業はありませんが明日はいきなり君たちでサバイバルマッチを行ってもらいます。
ルールは自分の持つ殺傷力がある武器の使用は不可。
予備の武器がない場合は木刀などは貸し出し可能。
相手が降参したら手出ししてはならないし、降参するのであれば降参した方も手出しはできない。
そして、これが最重要ルールです。
二人一組のペアを組むこと。
もし、組めなかった場合は失格です。
連絡事項二つ目は今年からエリートクラスが開校しました。
エリートクラスというのは一年生全体から成績の良い生徒を引っこ抜いて、成績優秀者のみで構成されるクラスのことです。
選考条件は明日行うサバイバルマッチ生き残り上位2ペアの中に入ることです。
エリートクラスには特別授業があるらしいので頑張ってくださいね。
というわけで皆さん、あとの時間は全部自由ですので早くペア組んでくださいね」
にこやかにグレアは言うと教室から出てゆき、残った生徒たちは、仲のいい者とペアの相談をしていた。
「父さん、ここ色々と凄いよ……」
「なあ、アイン。俺とペア組んでくんね?」
「ねぇ、アイン。あたしとペア組んでよ」
アインが小さな声で呟くと同時にドナルドとミーナからペアの誘いを受ける。アインはどうしようかと悩む。といっても実際悩んだのは一秒だけだった。
「ドナルド、ごめん俺ミーナと組むわ」
とドナルドに言うと彼は急に跪き、両手を前で組んでお祈りの姿勢をとって言う。
「オウ神よ、なんと彼は酷いのでしょうか。男の友情を取らず、女の子との関係を深めようと画作しています。どうしたら良いですか?」
数秒経つと、声音を裏声に切り替えて、変な声を出す。
「彼ニ右側ノ頬ヲ差シ出サセナサイ。ソシテ、アナタハ殴リナサイコレデ全テ彼ノ罪は消エルデショウ」
なんだその馬鹿げた言葉は、とアインは心の中で思ったが口には出さず、ミーナに行くぞと言い教室を出ていった。
次は、サバイバルマッチに行けるかな?




