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それでも先へ

作者: 尚文産商堂
掲載日:2026/03/01

いろいろ失くしてきた。

それこそ、文字通りにほとんどすべてのモノを。

ある意味で人生という道から逃げ続けてきた人生だと言っても構わない。

そんな人生を歩んできた。


生まれてからしばらくは親の元で暮らしていた。

ただ本当の親じゃない、血はつながっているけど魂ではつながっていない、そんな雰囲気を感じていた。

だからそんな親から出ていくという選択肢は常日頃から持ち続けていた。


大学になったとき、初めてそれを実行できた。

そしてそこからともかく卒業を目標にして、勉強を続けていた。

ただふとした瞬間、本当にこれが正しいのか、と思うような時が訪れる。

それがどんな時であっても、どんなタイミングであっても、だ。

だから俺は就職という普通の人生では終わらない、終われないことを知った。


大学の卒業はともかくしておいた。

あと大学卒だということを正直に言えるようにだ。

ただそこからはバイトや日雇いを繰り返して、いろんなところを旅をしてきた。

あちこち、この国のどこへでも顔を出してきた。

俺が知らない土地、というのはほとんどないだろう。

立ち入り禁止だと言われたら仕方がないが、そんなところ以外は大概出向けたと思う。


いろんなことから逃げてきたが、それでも生きている。

生きているというところから逃げきれるのか、それがいつになるのかはまだわからない。

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