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蜀主二代ー三国志・劉焉と劉璋ー  作者: 涼風隼人


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第42回 劉璋、劉備の入蜀を許可する

 西暦二一一年(建安一六年)、劉璋は劉備の下に法正を送った。劉璋は、とうとう劉備を益州に迎え入れることを決断したのである。


 法正より、漢中の張魯からの圧力が強いので、討伐に協力してほしい旨の打診を行い、劉備は、同族である劉璋を助けるという名目で、入蜀することを快諾した。

 

 しかし、実はその前に劉備は張松と秘密裏に会っている。この時、張松は益州全体の軍事情報が記載された地図を劉備に提供していたのである。

 そして、入蜀後には、内応をする者がいることも告げていた。

 法正も無論そのことは知っており、知らぬは劉璋だけであった。

 

 劉備はまず、二万の軍勢を整え益州に入った。

 そして「涪城」にて、劉璋と会談を持った。

 

 劉璋が言う。

 「劉将軍、この度はわざわざこの様な田舎まで、軍を進めて頂き、ありがとうございます。お恥ずかしい話、漢中の張魯の勢力が日に日に拡大をし、私共では抑えが効かなくなってまいりました・・・。」

 

 「益州牧。我らは同じ宗族であり、張魯は我々共通の敵と認識しております。私が何としても、まずは我が精鋭二万で対峙したいと思います。」

 

 「劉将軍、よろしくお願いいたします。こちらも、出来る限りのご協力はさせて頂きます。」

 

 この会談の後、酒宴が行われ、和やかな雰囲気が漂った。

 劉璋は、一部の家臣が強硬に劉備の入蜀を拒否していたことから、かなりの緊張感をもってこの会談に臨んだが、やはり同族ということもあり、安心感を覚えたのである。

 これぞ、百戦錬磨の「人たらし」劉備の真骨頂と言えよう。すぐさま劉璋の懐に入り、安心感を与えたのである。

 

 しかし、それはそう長く続くものではないことを、劉璋は知ることになるのである。

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