携帯電話
頭の中では、常にこんなこと考えてます
「携帯電話って色々な機能があるよね」
「そうだなー。カメラなんて、うちの古いデジカメより綺麗に撮れて驚くよな」
「そんなわけで、携帯電話の更なる発展を願って、新機能を色々考えたいと思います」
「ほうほう」
「まずは、コンパスとか」
「GPS携帯ってやつだな。地図があっても方角がわからないと役に立たないし」
「折り畳み式携帯の話す方を紙の上において、それを支点にして、聞く方で、こう円を描くように……」
「って、そっちのコンパスかいっ!」
「文房具つながりで、消しゴム」
「うーん。あんまり使い道ないかな。ボールペンとか、消えない文字が消えたら便利かもしれないけど」
「ただし問題があります。どんなに文字が消せても携帯電話の材質上、消し『ゴム』にはならないだっ」
「……そーだね」
「カッター機能とか」
「切れる携帯かぁ。電話が切れるって、あんまりいいイメージないな」
「ときおり、自動的にメッセージが流れるの。『てめぇこのふざけんなよっ。汚い口近づけてるんじゃねーよ。耳垢ぐらい掃除しろや、ボケっ』、みたいな」
「そっちの『キレる』かっ?」
「さらに凄いことに、カッターだけに、銃刀法違反で検挙者続出」
「わぁ、すごい」
「ドライバー機能も便利かも」
「まぁ、たまにねじを巻きたいときもあるな」
「飛距離が決め手なのだ」
「ゴルフっ? 文房具つながりは、終わり? そもそも、小さすぎでしょ。どれだけ背中丸めて打たなくちゃいけないんだよ。普通に打てるのは、劉備くらいのものだぞ」
「大丈夫、ちゃんとぐいーんと伸びる機能が付いているのだ」
「おお」
「ただ、思いっきり叩くと、壊れるけどね」
「だめじゃん」
「少し趣向を変えて、傘とか」
「……傘ぁ?」
「もちろん、ドライバーのときと同様、傘バージョンのときは長さが大きくなって持ちやすく雨除けにもなるような設定あり」
「ただ、防水携帯じゃない、とか?」
「悟は大切なものを盗んで行きました」
「……はい?」
「あたしのボケですっ!」
「知るかっ」
「でもやっぱり、一番ほしいのは、通話できる機能だよね」
「……言うと思った」
ちょっと作風が違うので、別の作者名で投稿する機能をつかってみました
またネタが浮かんだら、連載という形で投稿しようかと思います