乖離という力
あらすじ 特になし
【パチパチ!アリスを倒せましたね!凄いじゃないですか、負けた回数580回。……こんなに負けて恥ずかしくないんですか?】
終わった途端めちゃくちゃ言うなこの女神。
まぁ確かに時間は凄いかかった。
だがそれも全ては、力を得るため!さぁ寄越せ!
【なんか面倒くさくなりました、”この戦った経験が力です”とかじゃダメですか?】
おいコラ、コノヤロウ
【あーはいはい、分かりましたよ。仕方ないですね。私が与えると言うか教える力は”乖離”という力です】
ムーンが俺に文字を見せてくれる。その文字の意味は離れるとかの意味だったはずだけど?
【よくご存知で。要は逆転の発想なんですよ。
この世界には+と-の魔力があります。それはご存知ですよね?】
ほへーこの天井って意外と硬いんだね、コンクリートかな?
【聞いてますか?─────貴方は+の魔力しか使えない欠陥品です。なので魔法が使えない、それが常識ですが、それは間違いです。
『魔力というのは自然にも存在します。』なので自分に足りない魔力を自然から離して使役する力。
それを乖離の形と呼びます】
……なるほどね。話長くて2割ぐらい聞いてなかったがまぁいい。つまりその力を使えばおれも魔法が使えるようになると。
────なんか違くない?もっとこう、すぐに強くなる力が欲しいんだけど。
【うるさいですね。今あなたに力を与えた所で猫に小判ですよ。どうせ持て余して、記憶のタンスにしまわれるのがオチですよ。
とりあえず乖離を使えるようにしておいたのでさっさと現実に帰ってください。
これ以上いると延長料金取りますよ?】
家賃払ってない住人を追い出す大家さんみたいなことを言い出したよ。
てかどうやってここら出る─────ん?下見ろ?穴?
スっと俺が下を見るとそこには大きな穴が。自覚したからなのかスっと俺は落ちていった。
「あぁぁぁ!!!!てめぇ!このクソ女神が!!!」
【はいはーい、鎧が汚かったので新しくしておきましたのでねー、感謝してもいいですよー?】
──────────
時は現実に戻り、俺は目が覚める。
まぁ血が出ている+傷が治っていっているから少しの間は動けなかった。
だがそういう訳にもいかない。いつの間にかカオリが来てなんか戦って負けそうだ。
……傷もまだ癒えてない、だが、、ええぃ!ままよ!!
「一閃!」
俺はサッと起きあがり、サッとフォールアウトを持って、サッと切った。
アリスの影と戦いのおかげか体が早く動き上位種を一撃で倒せた。
(すまん、ムーン。乖離無しで倒してしまった……!!)
上位種は何も言わずに倒れる。─────はずだった。
???「ん?なんだここは?」
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