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永劫回帰は夢を見ない  作者: ユナ
第3章 腐都乖離編
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ALー2ー2 ただの雑談


────特になんでもない、なんでもない話。


熱湯と冷水


悪と善


星と大地


全てには裏と表がある。それは表裏一体の関係であり、人間も例外ではない。

たまに思うんじゃないか?今話している人間は表の顔なのか裏の顔なのか、取り繕ってるのか面倒に思っているのか。

自分の事が好きなのか──────それとも嫌いなのか。




───────




グリシャとアリスは店を変えて人気のない家に行く。空き家となり誰もすまなくなった寂しい場所で、2人は机に対照的に座る。

ギシギシと座ると軋む椅子。触れれば何処かが欠けそうな机。日の当たらない窓。

不快ではある。だが決して不憫では無い。そんな2人が話すこととは──────



「アリス、勇者に封印されたと聞いたが出てきたのか?絶対に破れないと聞いていたが、、」



「ある馬鹿が俺の言葉にそそのかされて封印を解いたんだ。流石にあの長い時間の封印は応えた。椅子に座っているだけなのも楽じゃない」



「罰当たりなもんが居たもんだ。そいつは全ての国民から批難されてもおかしくない」と言ってグリシャは下を見る。

居ても居なくてもデメリットしかもたらさない魔王は、特に何も起こさずただ自分と話している。

必ずここに居る理由がある。──────何が聞きたい?


「察しが良くて助かるよ。俺の力が弱まっている。称号の影響だろう。

俺とお前以外に【王】は何人生まれた?」



グリシャは手で4を表す。アリスは復活してから初めて衝撃を受けて目を見開いた。

いくらなんでも生まれすぎだと。何が起こったんだと。


「─────俺が封印されている間に、称号は安売りされていたらしい」



「・・・まぁそうだな。流石に俺もこんなに増えるとは思っていなかった。

特に問題があるのは【腐王】だな。あれが厄介すぎる。ゾンビを生み出してるんだが」



アリスは少し顔を上げる。いきなり聞いた事がある単語が飛び出してきたからだ。


「ゾンビってあの、不死身のやつ?」


「───知っているのか?腐王の眷属だ。不死身で理性があり、とてもじゃないが相手にしてられん」


アリスは一瞬で嫌な予感がしてきた。



「・・・因みに場所は?」


「??────────エレシュキガルだが?」



(なるほど・・)とアリスは少し頭を抱えた。

だからムーンはあっちに行かせたのかと、面倒事にあいつは付き物かと少し失笑する。


?と思うグリシャと呆れるアリスであった。

読んでいただき本当にありがとうございます!




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