農家の一日
あらすじ 夢の共同生活!
農場の朝は早い。
~朝5時~
「はい!クスノキさん。こちらお願いします」
「…………はい」
いや早すぎるって、日本でも農家の朝は早いイメージあったけどこんな早いの!?
今朝5時だけど、起こされたの4時半よ?まだ太陽昇ってない朝の朝に起こされました。
この体だからか早く起きても疲労感とかは無いけど、やはり眠いな。
カウノは凄いよ。こんな朝早く起きてさ、、
「いえ!今日からクスノキさんが一緒に住むことになって気が緩んだのか少し遅く起きてしまったんです。不甲斐ないですよね」
「そうなんですね、、──────今何と?寝坊した?いつもはもっと早く起きて?」
「はい、いつもは朝3時に起きます!」
……やばいな。早いとこ腐王何とかしないと俺の生活リズムがある意味不健康になる。
この干し草も持つとチクチクして痛いし。こんなに大変なんだ農家って──────何?それで終わりじゃない?後ろのやつも!? 全部!?
干し草の作業は終わった。腕には跡がついていない。まぁ頑丈で何よりだ。
それよりも次は土を綺麗にするらしい。浄化しましょうか?って聞いたら───────
「ダメです!こう言うのは真心を込めてやるから美味しい野菜ができるんですよ?雑にやったら失礼です!」
─────すまんな、カウノ。俺は真心というものがよくわからん。
だってそうだろ?客の事を思い、手作りしている店があるが、機械化して色んな人がすぐに食えるようにした方が客の為だと思ってしまう。
飲食店でバイトした事ないから雑なことは言えないが、愛情で変わるのなら苦労しない。だから肥料などがある。
まぁ、俺は手に桑持って真心込めながら土を綺麗にする。
そういえば最近知ったが、俺の体からは聖なる力が何もしていなくても出ているらしく、歩いただけで綺麗なる事もあるらしい。ルンバみたいだな。
ついでに野菜についても勉強しておく。
さすが日本人が作った国の野菜だ。普通に見た事あるものばかり。
トマトや玉ねぎ、ピーマンなど様々な野菜がある。元来野菜はそんなに俺は好きじゃないが、体が変わったから味覚も変わってて欲しいな。
そんな希望を願いながら、置いてあったピーマンを齧った─────まぁ何かとは言わんがトイレ行ってくる。
「クスノキさーん。次は水を汲んで来てくださーい」
……はいはーい。土の次は水か。人使いが荒いのなんの、さてここの川で水を汲むんだっけか?
え?─────汚な、普通に汚水じゃん。飲み水だよね?嫌なんだけど、これを飲むの。カウノもいないし浄化するか。
浄化!─────えっと……やりすぎて川全体浄化しちゃったけどまぁいいだろう。
カウノのところに帰りますか。
「カウノさん。水を持ってきました。これは飲水ですか?」
「あっクスノキさん、ありがとうございます!やっぱりご飯には水がないといけませんからね!」
「あはは、そうですよね……」
(あっぶねー!浄化しておいてよかったーー!!)
というなんやかんやあった農家の一日が終わり、カウノは眠っている。さすが朝3時に起きているだけはあるな、まだ夜の8時だぞ。
俺も見習いたいが話さなきゃいけないやつがいる。背に腹はかえられぬ─────えっと、これに話しかければいいのか?
「もしもし」
「─────ん?話しかけてきた?君から話しかけてくるとはね。久しぶりじゃないかクスノキ」
そんなに久しぶりか?魔王アリス。世間話は置いておいて少し話したいことがある。
「だろうね。だから話しかけてきたんだろ?まぁ聞きたいことは大体わかってるよ。エレシュキガルに行った時点でね」
……話が早いな。なら教えてくれ腐王とは何だ?倒す手段はあるのか?
「そうだね、倒す手段は一旦置いておこうか──────まず腐王が何なのかって話だけど、誰かから聞いてない?あれは俺と同種だよ。王の名を持つ覇者だね」
魔王と同種─────他にはいるのか?お前と同種は。
「いるよ。今確認したけどいるのは俺こと【魔王】【腐王】【怒王】【涙王】【舞王】の5種が居る。他にもいるだろうけどまだ確認できていないんだ。─────少し長くなってもいいのなら君と別れてからの俺の行動を話そうか?その代わりその後君のことも聞かせてほしい」
……条件成立だ。お前から話してくれることが条件になるが、それでもいいんだろう?
「あぁいいさ、まずはね─────」
と言ってアリスは話し出す。彼が起こした色々なことを。
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