間章 超級魔法
これは場面展開とおもってください
思えば単純だった。姉のような人になりたい。
誰だって周りに優秀な奴がいたらそうなりたいと願うだろ?私だってそうだった。姉は昔から優秀だった。
テストを受ければ満点。剣を持てば騎士。街を歩けば聖女。
どうかしてるよ。そんなに皆からちやほやされたい訳?
いつからだろうか?愛着が嫉妬に変わったのは。
尊敬が邪険に変わったのは。
ただ、私は姉を恨んでいない。恨むのは住民達だ。
私はお前たちが大嫌いだ。昔から姉を優秀とみていて、少しの問題で石を投げ始めた。
【こんな奴らの国なんて、いつか亡びる】
だからいいでしょ?今日滅んでも。
私は城に登る。あの幼女が部下にならなかったのは惜しいけど、それはまぁそれでいい。
屋上から私は高らかに叫ぶ。昔この国を作った転生者が作ったとされる禁止の魔法。
超級魔法を
我が手に罪の傷がある 左手には未来 右手には過去
過去には罰を 未来には永劫を 反復には寵愛を 誰かには偏愛を
明日降る物を今日降らす 明日無いものを今日消そう
最悪は正論に 最善は詭弁に
貴方が見たものを鍋に入れて罪として君に記す
超級魔法 ヘラ アーデルハイド
────その瞬間世界が変わる。間違えても切り替わった訳では無い。
氷が水になるように、水が気体になるように、その国自体の構造が変わる。
その魔法は概念を操る魔法。たった一つ。たった一つの事実を過去に入れ込んだだけ。
「あの方が外の世界で活動できていたら?」
もしも、そうもしもの話だ。だがこの魔法はそれを現実化してしまう。
さぁ鬼ごっこの始まりだ。明日には何人生き残っているかな?
────あはははははは!!!!!!
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