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永劫回帰は夢を見ない  作者: ユナ
第2章 国盗り編
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ナイフVSアイリーン(2)

あらすじ マグマっていいよね

アイリーンとナイフの戦いは少しづつ過激になっていく。片方のマグマの量は増え、片方のスピードは上がっていく。

だが、それでも戦力差には決定的な差があった。方やデメリットが無い固有魔法とデメリットしかない固有魔法。

もうナイフはただの魔法で戦うしか無かった。



(マグマあっつ!!仕方ねぇ!魔法を使うか!)


喰らえ────


初級魔法 「ICE make!!」(氷を出す魔法)



結果 氷が熔けただけ




初級魔法 「water make!!」(水を以下同文)




結果 湯気が出ただけ





初級魔法 「Light make!!」 「ただ光るだけ」



結果 わぁ綺麗





────ってアホか!!!! ふざけんな! なんだあのチートは。

あっちは触れていいのにこっちは1度も触れずに相手を倒せと?無理ゲーにも程がある。

頭ならあの液体全てを一撃で吹き飛ばせることも可能かもしれんが相手のマグマは無尽蔵。文字通りリソースが違う!

生まれた鳥が飛んで始めて空の青さを知るように、俺も今初めて固有魔法のさらに先を見ている。

俺のは確かにただの包丁なのかもしれん。

だが─────




「ザ・レッド!!!!」




─────包丁には包丁の使い方がある!!俺の固有魔法は全てを斬る!

マグマ諸共お前を真っ二つに─────




「何かしたか?お前のそのチンケな包丁で」




───何が起きた?俺のザ・レッドが外れたのか?いや斬撃は見えない。つまりは、、



「お前の力を賞賛しておこう。固有魔法は届いた。だが、出力の問題だな。

固有魔法と固有魔法が衝突した場合、インフレした方がその結果を得る。お前の斬撃と私のマグマがぶつかり、お前の包丁は焼かれたのだ」




・・・いい加減にしろ。どこまで理不尽なんだ?それが努力の賜物か?

努力すればそんな力を得れるのか?そんな訳ない、だったら弱い俺は努力していないって事なのか?弱いのだったら弱いなりに戦うだけだ。

そろそろのはずだ─────



「ん?なぜ上を見ている?あぁ、気圧の低下でこの地下の崩落を狙っているのか?

残念だが地上との換気が行われている、崩落はありえんぞ?」




────最悪の情報ありがとう!プラン2が潰れた。まぁそのプランは1番簡単で1番むごいやり方だから潰れて良しだったかもしれん。

だとすればもうひとつのプランにかけるしかねぇ!それには時間がいる。まだ【その条件に至ってねぇ!】




「逃げるだけか?この臆病者が!」




アイリーンが剣を振る。ボタボタとマグマが上から降ってくる。

あぁ、終わりか──────




「死ね!井の中の蛙が!!!」




「ってそう思うよな?」




───ナイフが笑う。アイリーンが足を止めるがもう遅い。急には止まれない。ここまで近づいたアイリーンの傲慢が起こした結果だ。




「初級魔法! ICE make+sand make!」




アイリーンの体に氷の後に土がまとわりつく。ミノムシのように身動きが取れなくなった。

すぐにマグマで溶かされる。だが、それでもその数秒が欲しかった。

要はマグマが無ければナイフの魔法は通る。だからこそこの4秒が欲しかったのだ。




「喰らえアイリーン!! 固有魔法! ザ・レッド!」




ナイフの手から赤い斬撃が出る。アイリーンの目が赤くなる。



────直撃だ。確実に手応えがあった。これでダメだったらもう諦めるしかないと思う。それほど完璧な感触だった。




「いい一撃だった。だが、少しだけ詰めが甘いな。もう一度打てるのならもう一度撃つべきだ。

敵の死を確認して初めて戦いは勝利なのだから」




───そこに居たのは、少しだけ頭から血を出しているアイリーンと、倒れる寸前のナイフだけだった。


読んでいただき本当にありがとうございます!




星を増やしてくれるとありがたいです。




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感想やレビューもお待ちしております!




星ももちろん大歓迎!




具体的には☆☆☆☆☆を★★★★★にね。




そうするとロリのやる気が上がります。

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