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永劫回帰は夢を見ない  作者: ユナ
第2章 国盗り編
52/274

ナイフVSアイリーン

あらすじ 主人公1回も出てこない!!


主観 ナイフ

「貴方の横にいると巻き添えを喰らいかねませんので、場所を移動します」



そう言ってシロと顔が見えねぇやつはどっかに行った。

まぁそっちの方がやり易いんだがね。まぁだからと言って勝率が上がるわけじゃない。

寧ろ盾がいなくなったかもな。まぁしないんだが。



「随分と悠長にしているな?いいのか?マグマで埋め尽くされるぞ?それともマグマを知らないかな?」




いちいち一言が多いなこいつは。知ってるよ。



「2000度ぐらいの鉱物の塊だろ?あれに触れたら火傷じゃすまねぇだろうな。

マグマにするのならすればいい。

それともなんだ────────」




「?」




アイリーンが何度も煽ったんだ。こっちも1回ぐらい煽ってもいいよな?



「─────万全な状況で負けたら言い訳出来ないから阻止して欲しいか?」




「そうか・・・死ね」




アイリーンが突撃してきた。速い!!重い鎧を背負ってるはずなのに、それをものともせずにイノシシみてぇに突撃してきた!!

どうするか?避け─────




「は!?そりゃあねぇだろ!?」




「何がだ?戦いとは常に理不尽のと面合わせだ」





うお!?あぶねぇ!!

何が起きたかって?あいつ剣を振ってきたが、その時にマグマを纏わせてきやがった!

そして剣が地面に当たった時上からマグマの波が俺目掛けて流れてきたという訳だ。

こいつただ溶かすだけじゃない。溶かしたやつの支配権を奪うのか。

つまり、マグマが増えれば増えるほど不利。なるほどねこりゃあ最強の騎士だわ。

相手は武器がなくなったら終わりなのに、自分は地面をとかしてマグマを補充できるって言うんだから。ワンチャンあのマグマが偽物って可能性も─────



【ボシュ!】




────うん!ないです!!バリバリのマグマですわ!!

てか巫山戯んなよ!あれが固有魔法か!?どうみたって神の遊びだ!

俺の固有魔法はただ切れるだけなのに、斬ることしか出来ないんだがな!

だが、弱点を探せ。固有魔法は強さゆえに絶対的なリスクがあるはずだ。

例えば使いすぎると体が熱くなっていくとか─────





「ん?そろそろ冷却か。冷却開始」




その言葉と共に、周囲の温度が冷やされる。発生場所はアイリーンの鎧からだ。それをしたからだろう。先程までとは違いアイリーンの顔には笑みがこぼれていた。




「ん?あぁこれか?すまんな私の固有魔法は使いすぎると体が熱されていずれ灰になるんだ。

だが、この鎧の冷却機能により、楽にリスクを回避出来るんだよ」




────はぁぁぁ!!???汚ねぇな!!つまりこっちはリスクありの固有魔法で?あっちはなんのリスクもないと来たか!?

ゲームバランスおかしいだろ!




「驚いていていいのか?さぁ再開するぞ────」




【───固有魔法 「溶解総滅」(ザ・デスレーション)





アイリーンの地面からまたマグマが溢れ出す。ドロドロと広がっていき、少しづつ水路に落ちていく。

マグマは水に入ると固まり───ポコっという音がする。

その時ナイフの目からアイリーンの姿が消える。下を見るとアイリーンが剣を構えている。


「この剣の弱点は温度が高いので、すぐに場所がわかってしまうことだな」



「弱点だなんて思ってねぇ顔だな!!」



赤い、紅い、朱い波がナイフに襲いかかる。少しでも触れれば重度な火傷を引き起こすまさに死の波だった。

体の部位当たればそこはもう使えなくなる。

だが─────




(一応勝ち筋は残っている。あの冷却機能がある鎧、あれが発動している時、奴は無防備になる。そこを狙う?わざわざ罠にかかる奴がいる筈がない。その案は却下。

あとは、、あの冷却を使っても温度は少しづつ上がって行っている。雪だるま方式で最大温度が上がってけば、いずれキャパオーバー迎え自滅するだろう。その時まで何分?何時間?何日?普通に却下。あとは─────)




「どうしたよそ見とは随分と余裕だな?」




アイリーンは油断も隙もない精神をしている。相手は確かに強い。だが自分とは相性が悪いのだ。どうやっても相手は自分には勝てない。それは自明の理だった。

だが、奴の目は諦めていない。それどころかまだ勝てる目をしている。

そうゆう奴に自然で肉食獣は草食獣に負けている。勝つために全てをかけるやつの力は侮れない。



(こいつめ共倒れを狙っているのか?マグマの温度で気圧を下げてこの地下を崩落させようとするつもりか?

だとすれば考えは甘い。ここは私が【秘密裏に戦闘をするため】に作られた地下水路だからだ)




もちろんナイフにそんな共倒れ精神など無い。いや、無くなったと言うべきだろうか?屋敷で倒れた右腕を見て生きるしかなくなってしまったのだ。

だからこそ考える。ナイフはまだ死ぬべき時では無いのだから。



その時、水路からひとつの気泡が生まれる。

その音を聞いてナイフは賭けに出ることに決めた。



「水温が温まって来てるな」

読んでいただき本当にありがとうございます!


歯医者に行ってきました。親知らずかと思って堂々していたらただの虫歯でした。

しかも親知らずは無かったらしいです。今年1恥ずかしかった。




星を増やしてくれるとありがたいです。




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感想やレビューもお待ちしております!




星ももちろん大歓迎!




具体的には☆☆☆☆☆を★★★★★にね。




そうするとロリのやる気が上がります。

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