エッグケイブにもう一度
あらすじ またエッグケイブです。行き方は前と同じなので大幅カット。でかい扉を開けた先としてみて下さい。
暗い暗い洞窟を降りていく。
という事でまたまたエッグケイブだ。だが俺ももう学んでる。ここは滑りやすいだからここはこの足場を────
【ツルっ!】
あっ、そういえば俺って今幼女だった。忘れあばばばばば!!
「うわ!クスッチが落ちていった!!」
「頭!大丈夫ですか!!」
「ご、ご主人様!!!」
テメェら3人!俺を心配しているフリして慎重に降りているんじゃないよ!!ここは、あれよ─────
「あばばば!!あの!!身を庇ってくれないんですか!あばばば!女の子が落ちてますよぉぉ!!!」
転がりながら俺は叫ぶ。うわやばい、回転しながら叫んだから少し吐きそう。
だがこの魂の叫びを聞けば1人ぐらいは助けに────
「うわ!凄い!ナイフ!これなに?」
「どうしたユーロ?あぁ、それは金鉱石だな金になるぞ」
「え!?ちょっ!?皆さん!ご主人様が!!!」
お前らァァァ!!!!!!覚えてろぉぉぉ!!!
『エッグケイブ攻略開始』
ゴロゴロと転がりクスノキは終点にぶつかる。移動方向に遮る壁があった。
簡単に言えば壁と激突した。頭を上げて頭に付いた石をはたく。ついでに服のも。
そして、辺り一面を見る。そこから見る光景はあの時とおなじ石だけの空間だった。
「またここに帰ってきましたか。次に行く所は洞窟がないと良いですけど」
クスノキはため息をつく。そしてその時3人も合流した。
顔だけはめっちゃ心配している雰囲気を装っている。だがクスノキは見ていた。あの時遊んでいたことを。
「なぜ助けなかったんですか?シロ、貴方はいいです。形だけでも助けてくれようとしてくれましたから。
おい、そこの2人?何か言うことはありますか?」
「「いえ特に。すんませんでした。」」
2人は正座している。わかってると思うがユーロとナイフだ。こいつら最近俺をなめている気がする。
少し脅しておくか─────────
「貴方達は最近私を舐めていませんか?私がその気になったらあなた達なんてこうですよ!こう!」
その時俺は後ろの壁を裏拳で叩いた。少しイラついていたのかもしれない。
だが、それだけが誤算だった訳じゃない。俺の力が俺の想定を超えていた。
【ベキベキベキ】
俺が後ろを見ずに壁を叩きこの音が鳴る。そしたら普通みるよね?そこには──────
「ねぇ、ナイフこれやばくない?」
ユーロの顔が青ざめてる。
「そうだな、これは少し、、いや本気でやばいな」
─────バキバキと音を鳴らしながら軋む壁がそこにはあった。ヒビが入っていく。ピシピシとなりながら。
洞窟全体が揺れている。怒りで震えているようだ。
壁から1つの巨石がクスノキ達のほんの少し横に落ちる。これほどの巨石が落ちればクスノキだろうと一溜りもない。
つまりやるべき事は1つ。
「逃げろぉぉぉぉ!!!!!」
散り散りになり逃げていく。上から横から巨石が落ちてくる。ここはもう崩壊する。安全な場所に逃げるしかない。
「ちょっと!こっちに来ないでください!!服を掴まないで!!」
「えぇ〜良いじゃん!!LETS!GO!!」
もうひとつの道でも。
「うぉ!お前こっちに来るのか!!その巨体でか!?道が狭い!!」
「はぁ!?貴方女性に向かってなんて事を!!咬み殺すところでしたよ!?」
「お前女性だったの!?」
「殺す!!!」
これよりエッグケイブ攻略は2つのチームに別れる。
こういう冒険物に、トラブルは付き物だ。だからこそワクワクするのだから。
「完全にはぐれましたね。どうしましょうかね?」
「やっほーー!!ねぇ!クスッチ、やまびこが聞こえる!!」
「ちょっと黙っててください」
クスノキ&ユーロチーム。
「頭とはぐれたか。あっちが当たりくじだったのか。失敗したな」
「おいナイフ。まるで私がハズレくじのように聞こえるぞ?確かにこの洞窟では大きく不利ではあるが」
「(・・・自覚あるんだ)そっと右に目をそらす」
「おい!目をそらすな!!聞こえているだろ!ナイフ!!」
ナイフ&シロチーム。
*
少し先に光り輝く聖剣がある。台座に刺さっており、とても近寄り難い雰囲気を醸し出している。そしてその台座にはひとつの文が。
【聖剣フォールアウト ■■■に捧げる】
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エッグケイブ2編は4話ぐらいです。
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