会議
サタンのカタカナでの会話読みにくいから設定消しました。
見切り発車でやる事はやっぱりろくな事にならない。
【それで何か用ですか?サタン。私暇じゃないんですけど?】
ポテチを食べながらムーンはサタンに愚痴をこぼす。この部屋には何も無い。逆に言えば全てがある。ムーンが願えば出てくるのだ。だが友達の作り方が分からないのでいつも1人。
まぁ、可哀想とは思わなくていい。
友達がいたところで──────
「お前はいつも独りだな。仲間を売るサディストに相応しい」
【酷いですね。わたしの心のガラスが傷つきました。涙で前が見えません】
棒読みで喋っている。涙も出てない。これで騙されるやつなんて居ないだろう。
全能神という肩書きを持っているこの女だが、やる事がなくて暇なのだ。
と言うか、やる事が全部クズすぎて誰も頼まないのだ。
それでも彼女が全能神の地位についているのは─────
「お前に逆らう気は今の所は無い。お前ほどの強い奴も居ないだろう。お前のオモチャはまだあるのか?」
【オモチャとは?もしかしてクスノキさんの事ですか?まぁ酷い!私はそんなこと思ってないですよ?】
「もういい。帰る。収穫は無かったか。」
そんな事を話していたサタン。これ以上話した所で特に何も無いと悟ったのだ。それをユーロに話す気は彼には無い。言ったところで無駄なので。
サタンはまたユーロの心の中に入り、眠ることにした。
クスノキ達の会議が始まった。とは言っても話すのはナイフとユーロとシロとクスノキの4人だけ。
その他の人間は、後ろから見ている。
クスノキは1つのノートを出して説明する。
【クスノキ、ユーロ、ナイフ、4日後に選別で死亡】
「この未来日記によれば、私達は4日後に死ぬと書いてあります。そして、選別はあの鐘がなった時に起きた現象でしょう。私達は4日後までに選別を止めなければ行けません。
つまり、国を落とします。」
主観クスノキ
そう、俺達は4日後に死ぬ。だからこそ、この未来を止めなければいけない。多少の血は流れるだろうが、仕方ない。こちらも生きる為なのだから。
人間とは生きる為に血を流さなければ生きていけない。そんな、不器用な生命体なのだから。
「ク、クスッチ。それさ。」
ん?どうしたユーロ。やはりお前もこの未来に衝撃を覚えたか。だが安心しろ。俺達なら─────
「それ家の国の国宝だよね?3年前に盗まれたっていう、もしかしてクスッチが?」
あ、やべ。
「それが無くなったせいで結構なトラブルが起きたって話だよ?私はその時はいなかったけど。そんなのってさ────」
う、うん。
「─────かっこいいじゃーん!!やっぱり凄いな!クスッチは!!!」
だと思ったよ。そう言うと思った。だから止めなかったんだが。まぁ、王女が承認したのならいいだろう。
ではやろうか。国落とし。
お前もやるよな?ナイフ?
「ナイフ。貴方もまだ死ねないはず。この作戦に参加してください」
「皆まで言わなくていいです。言われなくてもやりますよ。盗賊なんですから楽しみましょうよ!何事も!」
後ろからも声がする。どうやら他の奴らも同じ気持ちらしい。覚悟は決まっていたようだ。
さぁ始めようか大掃除を。俺はヒーローじゃない。ましてや主人公じゃない。だから何でもやる。
この体で出来るところまで登ってみせる。
もうひとつの目的の為に─────
会議は終わり。少し経ったあとのこと。
「ユーロ少し暇ですか?」
「何?またお説教?」
「いえ。貴方の取り戻す国に教会はありますか?」
「?いやあるけど?教会は祈る場所だよ?君が神を信仰しているとは思えないけどね。そういう物も持ってないし。
ただ私の国は聖地だからね。他の国と違うよ。神が招き入れるが条件だけど。神と直に会えるんだよ。うちの教会は。」
あぁ、そうかそれはそれは好都合。会おうぜ?神様よ。1発ぶん殴ってやるよ!!
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