決着って意外と早い
あらすじ、最近暑いね。
この話は主観がコロコロ変わります。まぁ頑張ってください
何故だ?何故だ?何故?何故?何故?
──────俺が吹き飛んでいる?
クスノキの一撃で大きく吹き飛ぶユーロ。地下室は大きい、学校のプールがまるまる入るぐらいだ。だが、壁はクスノキの方が近かったのにも関わらずユーロは、後ろの壁に吹き飛んだ。
主観クスノキ
良いね!いい一撃が腹に入ったよ!やっぱり喧嘩はこうでなくちゃ。剣が使えないのなら拳で殴れば良い。子供でもわかる理屈だ。
お?やっぱり起き上がりますか。
「何故だ!なぜ俺が吹き飛んでいる。お前のようなガキに!!」
え?何故って言われても。待て。ここは大人の余裕というやつだ。爽やかに、そしてスっと言おう。
「才能の差です」
「殺す!!」
あれ?なんで怒ってるの?まぁいいや。いいね。事件解決より殴り合いの方が好きなんでね!!
2階。主観ナイフ
さてと、どうするか。アップルとか言うやつ。完全に絡めてタイプだろ。苦手なんだよな。男ならガツッと来て欲しいよ。
何もしないのならこっちから行くが。
「何もしねぇのならこっちから行くぞ!!」
「掛かりましたね?イノシシのように突進するからです」
ん?あれ?俺の下に魔法陣が。あーなるほど見た目的に下からトゲが出てくるタイプかな?
こういうのは──────
「おらよ!!」
踏んで魔法陣を壊せばいい!!どんな弾も砲台を壊せば出ない!簡単な理屈だ。
この時アップルとユーロは思った。
「「コイツ脳筋だ!!!」」
主観クスノキ
さぁどんどん行くぞ!体も温まってきた!遅れんなよ!!
俺は思いっきり地面を蹴って、突進する。
「バカが!イノシシのように来たか!魔法の弾で死ね!!」
ん?ユーロがなんか出した。こういうのは避ける!!
「無駄だ!追尾するぞ!!」
追尾するのなら当たる前にお前の所に行けばいい!!おらー!!!
「え?あのちょ!?」
クスノキパーンチ!!もう1発土手っ腹に入れてやるよ!!
ゲバ!?といい声を出すじゃないか!もう1発!もう1発!!まだまだ!何発もだー!!!
クスノキは壁にめり込んだ、ユーロを拳で起き上がらせてそのまま腹を殴る。
・・・・依代がユーロであることを知っているのだろうか?いや多分忘れてる。
(ちょ、クスッチ。マジでハキソウ。タズゲデ)
そんなユーロの心の声など聞こえずに、クスノキは攻撃を続けた。
「調子に乗るな!!小娘がーー!!」
その瞬間、大きな爆発が俺を襲う。少し暑かった。
ん?馬鹿な?鉄をも溶かす温度だと?
お前は馬鹿か?鉄よりも人の方がでかいんだから溶けないに決まっているだろうが!!
だが、今思い出したけど、このままじゃダメなんだよな。ユーロから出さないと。ナイフはどこで何をやってるのか。
2階。主観ナイフ
「貴方は化け物ですか!?」
おいおい。アップルさすがの俺でも化け物は傷つくぞ?たかがお前の全魔力を使った魔法陣100個を一瞬で粉々にしただけじゃないか。
俺が少し魔力を出せばこの通り、ほぼ全ての人間を圧倒する。(頭は例外)
「まさか!?貴方は、10年前行方不明になった100点越えの!」
おお覚えていたか。その事件を。意外と有名になっていて俺も鼻が高いよ。そこに仲間の死体がなければ少し話をしてやったかもな。
まぁいい。俺の好みだが無駄話は嫌いだ。頭も待っている事だし、終わらせようか。
「このまま終われるか!ここであなた方の首を取り、私はあの方の側近になるのです!!」
側近?あの方?あぁ、現女王か。いやー、あいつはやめて置いた方がいいと思うがね。
「俺が言うのもなんだが、あの現女王は怪しすぎる。辞めておいた方が────」
「貴方!現女王の悪口まで!許せません!仕方ありませんが、これを使うとしますか!」
ん?なんだそれ。何かのビン?それにしては、中がどす黒いけども。
「主よ。我をお救い、がぁぁぁぁ!!!!!」
何か身体が脹れ上がってるな。いやーキモイ。これが奥の手か?的がでかくなっただけな気が。
「シネ!!」
大きくアップルは飛び上がり、そこから下にいるナイフに向かって落下した。拳を当てて大きく下にめり込んでいく。
「がぁぁぁぁ!!!」
「あーこれ、頭の邪魔しちゃうかもなーー」
主観クスノキ
天井にヒビが入った?え?何?うわぁ!いきなり天井が崩壊した!あれ?ナイフいた?今。見間違いかな?
「頭!すんません、邪魔しちゃいましたか?」
あ、見間違いじゃ無かったか。え?お前たしか、アップルと戦うって言ってたよね?って事はお前の後ろにいるゴリラみたいなのがアップル?
「グエガァァァァ!!!!」
俺の知ってるアップルは咆哮で髪がなびかない奴だったが?あんな、ゴジラみたいな奴じゃなかったんが?何したの?薬飲んだ?へぇー、リポDみたいな物か。
って事は、これから2対2か!さぁ盛り上がってきたね!
「行くぞ!アップル!!」
「ァァァァ!!!」
俺はアップルの。ナイフはユーロの拳を受け止める、
「行きますよ!ナイフ!!」
「ええ!頭!!」
俺とアップルは空中戦。
ナイフとユーロは地上戦で戦う。
なぜ空を飛べるかって?・・・・・まぁいいじゃん。ほら、なんかあったんだよ。
それにしても、がぁぁぁぁ!!!って叫んでるけどこれがアップルか。まぁいいや、消えろ、雑魚に用はない。
「一閃!」
ただの俺のパンチ。まぁ、何も名前が無いのも恥ずかしいので適当につけた。ただのパンチなのだがね。それでもアップルの片腕を消し飛ばすには充分だった。
「!!!????」
おお困惑してる。良いね。
「がぁあ!!、、ニヤ。」
へぇ、腕が生えたよ。そうでなくちゃね。壊しがいがあるよ!
さぁ行こうか。
一方、下でも剣での打ち合いが繰り広げられていた。先程までと違い、派手な動きはなく、ただ小さな剣のダンスだった。
「先程の小娘よりも楽だ!お前から殺してやろう!」
そして、ついにナイフが切れる。その言葉ではなく、ずっとサボってる奴に対して。
「てめぇ!ユーロ!いつまで、そうしているつもりだ!!そろそろ出て来い!!」
無駄だ。とユーロは笑っている。そう、もう既に、この体の権利を奪っているので、ユーロには奪い返せない。
第三者からの介入が無ければの話だが──────────
(うーん。そうしたいんだけど、あっ来た!もう遅いよ!!何してたの?さっさと、今体動かしているやつ追い出して!!)
─────マッタク、メイレイガオオイナ。
無駄だ。とにやけズラをしているユーロの顔がいきなり、青ざめる。その体の今の主はいきなり下に引きずられる感覚に出会った。
「なんだこれは、いきなり俺の力が弱まって!」
「オイ、ヒトノイエデナニシテル?」
その主の目の前にいるのは、大きな鎌を持ったローブを被った大男。顔まで覆ったローブが外れ、顔が出てくる。その顔は人間とは思えず角が生えた悪魔のようだった。
「ああ、何故?お前がここにいる!!サタン!!」
「アァ、オマエカ。ココハオレノイエダ。デテイケ。」
ふざけるなぁー!と、その主はサタンに攻撃をするが攻撃で一切の傷が入らない。魂としての格が違うのだ。
「オマエト、タタカッテモイイガ。ココノヌシガウルサイノデナ、フィジカルデイク。」
主はサタンに一発蹴られる。そして吹き飛んだ。その勢いは凄まじく、ユーロの表層に行き、そのまま口から出てくる。それでもエネルギーは消えず上に吹き飛んだ。
「うぉ!ユーロからなんか出てきたぁ!ん?あの方向は、頭避けてぇ!!!」
「え?ってうわぁー!なんか黒い固まりがこっちに来ています!!何か盾は!あっこれで!!」
クスノキが黒い塊を、防いだ盾はアップルだった。
「アッゴメンナサイーーアハハ」
その黒い塊は、アップルを飲み込み、そのままうじゅうじゅと、虫のような、形になっている。
(ふはは!いいぞ!!あの体は惜しいがいい体を手に入れた。先程小娘と戦っていた体だ!これで勝てる。あの小娘も、さぞ怯えて。)
「厶、」
(ん?)
「ムシだー!!嫌ァァァ!!」
クスノキは思わず件を振る。その衝撃は凄まじく、そのままアップルだった虫を吹き飛ばした。文字通り細胞ひとつ残らずに。
「馬鹿なァァァァ!!!!」
そして、ユーロを蝕んでいた悪霊は消えた。事件解決だ。
更なる事件を起こして。
「頭、これどうするんですか?」
どうするって何を?剣を振った、衝撃で町の水道管全部ぶっ壊したこと?いやー、今頃上はパニックだろうね。って事でにげろぉぉぉ!!
俺はユーロを、ナイフはクレープを担いでそのまま逃げる。屋敷に生存者は居ないので、まぁ、何とかなるだろ!心残りはある。救えなかったという懺悔もある。
だが、俺からすれば、それは天国で謝ればいい。今は、このまま一生牢獄に入っている方が嫌だから走る。
そして、午後5時になる前、この国を出れた。
疲れた。帰ろ。カレーが食いたい。
屋敷編完結。
次章、国盗り編
読んでいただき本当にありがとうございます!
屋敷編完結です。まぁ、屋敷編なんて作ってなかったんですけどね。
次章は国盗り編です。これが終わったらこの小説は終わる予定です。ただ、いい評価を貰えているので続けるかもしれません。
基本的に自分の言葉は1週間後の天気予報ぐらいの信憑性だと思ってください。コロコロ変わると思います。
星を増やしてくれるとありがたいです。
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具体的には☆☆☆☆☆を★★★★★にね。
そうするとロリのやる気が上がります。