表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
永劫回帰は夢を見ない  作者: ユナ
星の出で立ち編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

265/278

ダストボックス第1層攻略作戦(4)失う物

  本編に入る前に、少しだけ私の話をしましょう。そうです、マーキュリーです。

 私は【ある場所】で生まれ、今までブレインに収監されていました。自分としては、それで余生を終えてよかったのですが、やはり運命とは、相容れず結局私は助かってしまい、今に至ります。

  話は変わりますが、目の見えない事は不幸だと思いますか? 刑務所でのゲームに負け、全てを奪われたのは不幸だと思いますか? こんなゴミみたいな世界に生まれ落ちたのは、不幸だと思いますか?

  私は思います。不幸では無いが、無意味ではあるのだろうな…と。実際の所、私はアルミシアと電王、どちらが勝とうと興味は無いのです。どちらが勝とうと、世界が終わるか始まるかの二択。私はそんなに興味が無い。いや、さらに簡潔にいえば――


  私は種が芽生える所は見ても、その身が腐ろうが、食べられようが興味が無いのです。


  結果は変わらない。どちらかが淘汰され、どちらかが繁栄の結果に終わる。私の目に映るのは、どちらにしろ赤い血なのですから。


 ◇◇◇◇


  エリアボスが出現する時間になった。俺とマーキュリーとハヤサカは、集合場所に集まり、その時を待っていた。

 …それにしても――


「あなた、本当に来たんですね。スムーズに牢から出たのはビックリしましたけど」


「あぁ? 勘違いすんなよ? 俺は俺の意思でここにいるだけだ。協力する気はねぇよ」


  …あーそうですか。ハヤカサの顔はこちらを睨み、ライオンのように威嚇している。どうやら馴れ合う気は本気で無いらしい。まぁこれはこれで、扱い易いのでいいのですけどもね。どっかの王女と同じで。


「ヘックション!」


「どうした? アルミシア?」


「…ズズ…。誰かがよからぬ噂をしている気がするのです」


 ◇◇◇


  ハヤカサの件だが、マーキュリー曰く「交換条件で、第8層までの協力が約束されている」と、言われた。それだけの条件だと、対価がとんでもなさそうだが、「心配はいらない」との事なので、一旦信じて見る事にする。

  そんな話をしていると、いきなり集合場所の電気が消え、目の前に大きなステージが現れる。どうやら、イベントの始まりのようだ。

  そして、緊張感のある現場とは違い、ステージに上がった女性看守は、スポンジのように軽い態度でこちらに説明を始めた。


【えー、こんにちは囚人の皆さん。今日は待ちに待ったエリアボスとの戦いです。皆さんもご存知の通り、エリアボスの出現は不定期であり次の戦いは一ヶ月後というのもざらです。是非皆さんは、今日第2層に下がって、脱獄への第1歩を踏みしめて下さい!】


  …疑問なんだが、なぜここの看守はこんなにも俺達の脱獄を応援しているんだ? 看守だったら、止めるべきだろうに。


「今に分かりますよ」


  サラッと心を読まないでくれませんか? マーキュリーさんよ。

 てか今にわかるって何? と思ったら、なんか看守が、変な機械を持ってきた。見た感じルーレットぽいけど、七色で装飾され明るい感じがするが、逆にそれが俺の不安を掻き立てる。ひとつ分かるのは、あのルーレット? は、ろくなもんじゃない事だけ。


【という事で! 皆さんには、エリアボスに挑戦する前に、こちらのルーレットをして貰います! このルーレットでは、貴方がもしエリアボスに負けてしまった時に、払う()()を決めてもらいます! 代償は、軽いものから重いものまで、全てランダムで決まります! 頑張って軽いのを引き当てましょー! 】


  …予想の何倍もキツイのが来たな。そりゃあノーリスクで、挑戦させてくれるとは思ってなかったけど、これって【負けたらお前の物を奪うけど、自分で選択したんだから文句言うなよ?】って事でしょ? エグいことやってんね。そりゃあ看守も、脱獄を支援するわな。あっちからしたら、このルーレットなんて酒の肴でも特に好物だろうよ。趣味が悪いったらありゃしない。


  前から次々にルーレットに挑戦する者たち。軽い代償で歓喜するものや、重く追い詰められている奴もいる。それを横目に見ながら、俺の番になる。

  どうぞ。と、看守がボタンを指さす。それにならいボタンを押すと、不協和音のような音ともに少しよどんだ虹色が、こちらを照らす。そして1枚の紙がこちらに飛んできた。それを見る。

  …どうやら、俺は負ける訳にはいかなくなったらしい。それ程、ふざけている内容だった。


【クスノキ⋯代償 固有魔法】


  …何でもありかよ。この国は。

読んでいただき本当にありがとうございます!


次回より、第1層攻略です。サッサと終わらせましょう!


星を増やしてくれるとありがたいです。


面白かったと思ったらブックマーク!


感想やレビューもお待ちしております!


星ももちろん大歓迎!


具体的には広告下の☆☆☆☆☆を★★★★★にね。


そうするとロリのやる気が上がります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ