ユーロの独白
あらすじ 賢者の石で土下座された。
朝起きると涙が出てくる。涙を流す現象も理由も無いはずなのにただ涙が出てくる。
少し昔の話をしよう。これは私がすこし前王女をやっていた時の話。
別に王女の位置が恋しいわけじゃない。もう諦めた。ただ、何故ああなったのかは知りたい。
2年前の7月、私は生まれて初めて絶望を知った。君達だってそうだろ?だれでも自分の親は本当の親じゃないって言われたら絶望する筈だ。裁判にかけられ国外追放。自分の親が親じゃない事はそんなに重い罪なのか、と心の中で思っていたがまぁ、いい。
それで?国外追放にして、うちの国は優しいですよアピールをして?本人には逃がさないように死霊魔術をかけると?ほんとに巫山戯てるよ。
あの国は腐っている。物理的にでは無い、他の国と対照的に見て性根が腐っている。外枠は綺麗だが中を開ければカビが生えた泥が溢れ出てくる。それを隠しているだけ。
そう見ると幼少期の私は本当に無知蒙昧だったのか。あれを美しいと思い、王女になることを夢みていたのだから。
ただ、私は少しだけ希望に出会う。それは1人の少女。あぁ、いや、巫山戯てる訳じゃない。
私はあの剣を見た。理不尽に獰猛に光を散らすあの眩い剣を。盗賊を吹き飛ばす希望の剣を。
だから私はあの子をスプラッタ王国、私の元王国に連れていった。彼女は面倒事が嫌いそうなタイプなので、知らんぷりをしているが全てを知っていると思う。おそらく私の事も。私の内面は何も変わっていないことも知っている。何も言ってこないのは彼女なりの優しさなのか。どうなのか。
ともあれ彼女を利用させてもらう。彼女を利用して国を取り戻す。卑怯とも思わない。ただそこにある化け物を使うだけだ。自分の子供じゃないからって死霊魔術をかける国の王女よ?まともな訳ないじゃんw
と、まぁ。話したけどここから私の国盗りを始める。でもその前に依頼を受けて有名になりたいそうなので手伝いはする。まぁ、既に有名だとは思うけどね。
という事で今日も冒険者ギルドに行く。はぁ朝が早い。起きたくない。ご飯食べたい!だらけたい!
読んでいただき本当にありがとうございます!
星を増やしてくれるとありがたいです。
面白かったと思ったらブックマーク!
感想やレビューもお待ちしております!
星ももちろん大歓迎!
具体的には☆☆☆☆☆を★★★★★にね。
そうするとロリのやる気が上がります。