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永劫回帰は夢を見ない  作者: ユナ
黄金変容編
175/274

ゲームスタート

トランプをしよう。お前の血でダイヤを書いてやる。

~VIPルームのBAR~


「やぁ隣いいかい?」


「空いてねぇぞ」


「幽霊がいるのならそうかもね。でも残念――ほら座れた」


舌打ちするエドとおちゃらけた態度のウイスキーがそこにいた。

ウイスキーはエドの飲んでいる酒を見て、同じものを注文した。恐ろしく早い速度で酒が入れられ、ウイスキーの前に置かれた。


「うげ⋯失敗したな。君が飲んでたのこれかー。えっ――ちょっと待って。たくさんまだ酒が入っているのに、氷が無い。もしかして君、俺にこれを注文させる為に、頼んだ?」


「⋯なんの事だ?(ニヤ)」


「⋯はぁ、全く。いい死に方できないよ君。⋯いや、だからこそあんな【勝負】ができたのか」


~クスノキ達がホワイトハウスに入った直後~


「おい、お前が泥王か?」


「だったら? 王って分かってるならもう少し敬っ――」


「取引だ。俺とギャンブルしろ。負けたらお前の権限でVIPルームに俺をねじ込め!」


◇◆◇◇◇


「――って君が言ってきた時はびっくりしたよ。まさか王にギャンブルを申し込む無礼者がいたとはね⋯と」


「だがお前はそのギャンブルに乗った。そして俺が勝った。そうだろ?」


「そうだね。あっそういえば下で君のお連れさんにあったよ?」


少しだけエドの額がピクりと動く。


「クスノキにか?」


「うん。でもいいのかい? 彼は今モルトと決戦をするつもりだよ?」


「だったら? こちらから塩は送った。あとは何とかするだろ」


「――んー? 僕には彼女が負ける未来しか見えないな。モルトが負けるとは――」


「勝つさ」


ウイスキーは彼の目を見て笑う。

エドの表情はまさに【余裕】。まるで未来がわかっているかのように、何も心配いらないと――目で訴えていた。


「⋯へぇ。随分と信頼があるようだ。勿体ないことしたな。勝負を見てくれば良かったよ。――でもこれでますます楽しみになった。彼女がVIPルームに来る日が」


「言っておくが、俺の待ち人だぞ。お前のじゃねぇ」


「分かってるって。でもさ、期待しちゃうよね。このギャンブルの世界でいちばん強いのは⋯【ビギナーズラック】だよ」


◇◇◇◆◆


通常ルーム


「ではカードを配るでありんす」


一枚⋯一枚と、俺とモルトの前に配られていく。因みに先程までいたディーラーはモルトの仲間だったらしく、シズクの一撃で気絶している。⋯俺もその瞬間逆らうのを辞めた。

まぁ俺もだが、目の前のモルトもだな。


「あなたは、シズクさんが苦手なんですか?」


「⋯好きだと思うか?」


「でしょうね。さ、始めましょうか」


という事でゲームスタートだ。気楽に行こう。ぺっぺとね。


「――あぁそう言えば最後に⋯イカサマをわっちが()()()()場合は即刻失格にするでありんす」


はいはい、イカサマするのなら見えないとこらでやれってことね。

さてとまずは、自身の命とも言える【カードを抜く】作業だ。

さてと何にしようかなー。これも⋯これも⋯いや、これだな。やっぱり一番カッコイイやつにしたいもん。これをシズクに渡せばいいんだな。


【♤の1】


⋯大丈夫かな? 凄いわかりやすいやつを渡してしまった気がする。モルトもカードを渡した。何にしたのだろうか? まぁ普通に考えて俺の手札に無いものだよな。うん全くわかんねぇ。


シグレのコイントスで、最初はモルトからになった。


「回答」


――だろうね。そりゃそうなるわ。当てずっぽうでも当たれば勝ちなんだから。


「スペードの――」


⋯え?


「――3」


「残念ハズレでありんす。ペナルティとして手札を二枚クスノキに、次の出番の解答権なしでありんす」


⋯あっぶねー! 怖かった、、いきなり連載終了する所だった。次回作にご期待されてもね。


「クスノキの出番でありんす。どうするでありんす?」


んー? どうしようかな。とりあえず俺の手札を見てみよう。


"

手札。


ハート・1 6 5


ダイヤ 2 4 7 9


スペード 3 6 5 2 7


クローバー 1 3 11 12 13


"


――って感じか。ゴミみたいな手札だな。まじで全くわかんねぇ。てかこんなにバランスよくバラけるものかね?

⋯適当に答えるか? いや、とりあえずここは引こう。


【ハートの7】


⋯いやうん。だから何? 終わんのこのゲーム。あとさ――


「クスノキさん頑張れーー」


アルミシア⋯うっさい。

読んでいただき本当にありがとうございます!


次は火曜日になります。


星を増やしてくれるとありがたいです。


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