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永劫回帰は夢を見ない  作者: ユナ
黄金変容編
170/274

そこから始まった


あぁ、そうなんだ。と思った。

結局何もかも変えられなかった。"アルピス"は罪を犯した国。それは告白したいが、伝えられない罪。

いつか来る、何も無い日の祭りに全ては明かされこの国は崩壊するだろう。


◇◆◆◇◇◇


「ん? 朝ですか?」


なんだろうか。重要な夢を見た気がするが、何も思い出せない。アルピスが出てきた気がするんだがな⋯

昨日、モルトとの勝負が成立して「勝負は明日」という事になった。

そのお陰か、アルミシアの奴隷化も明日に延長になった。⋯聞かなくても落ち込んでるな。


「アルミシアさん。何を落ち込んでいるんですか?」


「⋯そんなのひとつしか無い。オイラが私の為に勝負を挑んだ事です。オイラなんかのためにどうして」


まだ言ってるのかそんなことを。


「⋯別に貴方の為じゃありませんよ。ただ私がムカついたから勝負を挑んだんですよ。貴方のせいじゃありません」


「そんな事言われたって⋯」と、アルミシアはこちらを見ようとしない。そろそろ『聞く頃』だな。なぜ彼女がホワイトハウスに居るのかを──────


「アルミシアさん。そろそろ聞かせてくれませんか?」


「⋯何を」


「貴方が『ここにいる理由』です。何故そこまでしてしがみつくんですか?」


「⋯話さなきゃダメですか?」


「私は貴方の為にやっています。それぐらいは聞いても良いのでは?」


「結局おいらの為じゃないですか──────」



そこから語り始めたのは、アルミシアの()()だった。


「⋯クスノキさん。VIPルームには何があるか知ってますか?」


「(⋯そういえば聞いた事なかったな)いえ特に? お金とかですか?」


アルミシアは少しだけ開いた目でこちらを見る。


「やっぱり知らないんですね。VIPルームの最大の報酬は()()です。VIPルームの最奥、子のホワイトハウスの主はこの世の全ての情報を持っています。

そこで私は知りたいんです。あの事を」


「⋯あの事?」


彼女は息を飲んで、覚悟を決めて話す。


「聖剣"フォールアウト"の居場所を聞くためです」



ん? 何て?


「⋯あの⋯アルミシアさん。もう一度聞いても良いでしょうか?」


「⋯はい? あまり声に出したくないですが、フォールアウトです」


⋯偶然だよな? 同じ名前のだけだよな? あれー⋯やばいなー。


「ア、アルミシアさん、チナミニ、ケイジョウトカハ?」


「(⋯何でカタコト?)私もよく知らないのですが⋯それは持ち主の言葉に応じて姿を変え、敵を滅ぼす聖剣らしいです」



あー俺。コレモッテマスネー。





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