オジャマシマシター
という事でスプラッタ王国に着きそうだ。
ん?道中何も無いのかって?無い無い、ただ何の変哲もない草原があるだけでした。
お腹減った。飯は食ったが足りん。まぁ、2人もやはり足りなかったようでたまに腹がなっている。育ち盛りだな。自分も成長するのか?しなさそうだな。あの神の事だし。
【照れます】
褒めてねぇよ。何をどう受けとったら褒め言葉になるんだよ。っと。着いたな、ここが正門か。
デカイな。石の壁で出来た。凱旋門みたいな感じだ。そして門番がふたり、こういう時はあのイベントか?
「止まれ。身分を証明できるものを出してもらおうか」
まぁ、止められるよな。そして対策済みだ。やっちゃいなさいナイフさん!
これを、とナイフは紙をだす。この世界での身分証明書(偽装)だ。俺は異世界人、そしてユーロは元王女、簡単言えば身分証明なんて出来るはずがない。
なのでナイフの仲間達に作ってもらった。コネってすごいね。
「確かに拝見した。通れ。」
話し合いが終わって通れるようになったらしい。門番がどいた。では歩こう。入国だ!!
*
あぁ、目を閉じると分かる。故郷だ。匂いも変わらない。目を開けていないのに、あの時の風景が目に写っている。
ただ、目を開けるとこれなんだよなぁ。変わらない。相変わらず腐っている。
白い教会も、綺麗な家もなぜ自分の目にはこんなに汚く見えるのだろうか?自分の目が元々腐っているからか?
なぁ、もう1人の王女よ、なぜあなたはこの国をこうして放っているの?
誰がこれを許すの?誰がこれを見たがるの?
ねぇ、答えてよ マク――――
「ユーロ、先程からどうしました?こちらの声にも答えませんが?」
ユーロはその声にハッとする。どうやら考え事をして2人を無視していたようだ。
「ゴメン!クスッチ!何の話だっけ?」
「ですから、今より冒険者のギルドに入りますが、あなたは来ますか?という事を」
行く行く!!とから返事をするユーロ。とても足取りは重かったが、嫌でも行くしかなかった。まだこの景色を見るのならば室内の方がいい。
主観 クスノキ
いやーいい街だね。床はレンガかな?それで出来ていて街は白い染色で塗られた大きい家が立ち並んでいる。幻想的な街だ。さすが異世界!
ただ、最初なら違う街を見たかったな。俺には分かる。ここは、普通じゃないってことが。なんというか臭いものに蓋をしていると言うか。まぁ、良い気持ちじゃないね。
ただよ!こっからメインイベント!冒険者ギルドだ!いやー醍醐味だよね!俺の体はちっちゃいから舐められないかな?
受け付けの女の人に、心配とかされるのかな?ゲヘヘ。
という事で!時は金なりなんとやら!ご開帳と行こうか!
ドアを開けてやっほぉーー!!
「あ?んだガキ」
そこで待っていたのは、呑んだくればっかの如何にも治安が悪い地獄だった。
「アッ、オジャマシマシター」
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