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永劫回帰は夢を見ない  作者: ユナ
涙花寵愛編
142/274

ネジネジ焼きとは?


「いらっしゃやせー、空いてる席にどそー!」


俺たち四人が来た店は【海の里】という居酒屋。新鮮な魚を楽しめる酒と魚の楽園らしい。

……なかなか挑戦的なスタイルだが、国から怒られたりしないのだろうか? と思いながらも普通に席に座る。


「さて、どれにする? あの依頼人はお礼金を奮発してくれたから頼み放題だぜ?」


エドの報告で少しほっとした。どうやら遠慮はいらないらしい。

さてと、なら俺も何にするか決めないとな。結構でかいメニュー表から何にするか決める。

へぇ、ラーメンや寿司もあるのか、なんでもあるなこの世界。勿論異世界特有の物もある、【プリリン貝のネジネジ焼き】って何だ? って高!!


「はーい、私は【レゾナ魚のソテー】にするのです」


「拙者は【ラムラム魚の握り寿司】にするのでござる」


おうおう、ハクアとカゲはこの居酒屋でもトップ3に入るぐらい高いのを選んだな。

てかやばい、全然味の想像がつかないから頼みたいものが決まらない。【鋼ドリ】って何? 食えるものなの?


「じゃあ俺は【プリリン貝のネジネジ焼き】にするか、クスノキ決まったか?─────」


あぁ! エドまで決まってしまった! てかそれお前が食べるかい、最後の手段として思っていたがまさか潰されるとはな。

ええいままよ! 適当に選ぶか!


「わ、私は【スマイルイカの炙り焼き】で」


「────いいね、じゃあ頼みますか、店員さーん」


うぉぉ! 大丈夫か!? なんだスマイルイカって何がスマイルなんだ? くださいって言ったらスマイルをくれるとかそういう感じか? 食えたもんじゃねぇぞ!


────────


「それで、クスノキ─────」


「なんですか? エドさん」


「────そういえば依頼はどういうものなんだ?」


あぁ、今聞く? まぁ確かに話す事もなかったから今がその時間か。


「私の依頼はこのアルピスを助ける手助けをして欲しいんです」


「…それはどう言うことなのです?」


ハクアの疑問も最もだ。説明しよう。まずは時間を俺とムーンが話していた時に戻してっと───────


「それで、アルピスの問題とは?」


【先程も言った通り、アルピスの排水機能が低下。恐らく長年メンテナンスをサボり、中央機械に影響が出ていると思われます。

なので、貴方は排水管から逆流を登り中央機械にたどり着いて欲しいんです】


「……あの念の為に聞くんですけども、とうやって?」


【そりゃもちろん、ボートでえっさほいさと】


「マジで言ってます?」


【マジのマジのおおまじです】


────という事。まぁ今からでも探偵事務所のリアクションは想像できる。特にハクア。


「…それは、私達に話していい事なのですか?」


だよね。うん俺も思うけど、ムーンも誰にも話しちゃいけないなんて言ってなかったから大丈夫でしょ。

それにもう言ってしまったので手遅れである!


さて、エドとカゲの反応は?


「カゲ……これは偶然か? 先日お前が調べたのと同じ事を持ってくるとは」


「どうでござろうな、クスノキ殿ひとつお聞きしたい、その依頼は誰からのものでござる?」


……あーなるほど、そういう事ね。言っていいのかな? まぁ大丈夫だろ。神だし、許してくれるか。


「私に依頼をしたのは、三日月教 大司教のムーンです」


「─────クスノキ殿!」


横にいたカゲが一瞬で俺の口を塞ぐ、何? なんかあった?


「し、正気でござるか? ムーン様を呼び捨てなど不敬罪で首を切られてもおかしくないでござるよ!」


─────ありゃりゃ、どうやらムーンは意外と偉かったらしい。なんか腹立つな。

読んでいただき本当にありがとうございます!


次回は多分火曜日かな。


星を増やしてくれるとありがたいです。


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そうするとロリのやる気が上がります。

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