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永劫回帰は夢を見ない  作者: ユナ
涙花寵愛編
131/274

依頼はここで受け付けているのです!

アルフレッド「それじゃあ部屋に帰るか」


アリエル「アルフレッドの鬼! 悪魔! 凡骨!」


アルフレッド「ん? なんだそう言うならちゃんと言えよな、課題をさらに二倍に増やしてやる」


アリエル「ノー!!!!」


「さっさと連れを探してこい」とアルフレッドに言われたのでさっさと探しに行く。

とは言っても、ブリスとはまだ一ヶ月の中、何処にいるのか全く分からない。

てかあいつって何すんだろ────待って? これやばくね? 俺今からこの国でブリスを探すの?

ど、何処に行くのかぐらい聞いておけばよかったー!!!


──────────


やばい! ぜんぜん見つからん、そりゃそうだ。

〇ッケやウォー〇ーじゃない、プリスは動くから順次答えが変わる。

酒とか飲みそうだから酒屋をちょっと覗いているが全然見えない、そもそもこの体だからか酒屋にも入る事が出来ないのだ。

冒険者ライセンスを見せても全く意味がなかった。

「実力と年齢は違います」だそうです。

さて、どうしたものかね……


「お困りなのです? ならこちらで承るのです」


────何? いきなりなんか来たんだけど。看板を持った中学生? 位の女の子。髪は黒の短髪で少しアホみたいな見た目をしている女の子だ。

そして一番の特徴としてあるのが持っている【看板】だ。えっと『依頼の解決なら俺達におまかせを! どんな依頼だろうとこなして見せます!』

…明らかに怪しいな。これあれだろ? 入るまでは大丈夫だけど座ったら法外な値段を取られるやつだ。

ここはさっと……


「私達の探偵事務所なら人探しなどお手の物───」


「スイマセン キュウヨウガアルノデ、シツレイシマス!」


「え? ちょっと待ってくださいなのです! 今めんどくさいって思ったのです? めちゃくちゃ早口で何言ったも聞こえなかったのです! 待って欲しいのですー!」


はいはい、そうやって強引に店に誘い込むんでしょ? お昼から堂々と暇だねー、さてさてプリスを探すとしますかー。


────────


「プリスさーん、どこにいますか〜?」


「私達の探偵事務所にいるかもしれないです」


はい無視無視


「プリスさーん」


「探偵事務所ー」


……まぁ、まだいいか。



「プリス─────」


「( >д<)、;’.・ ィクシッ」


さすがに俺の堪忍袋の緒が切れる音がした。


「うるさいんですよ! 何しに来ているんですか!」


「だから依頼ならコチラにと言っているのです!」


「知りませんよ! そもそも依頼をしたいなんて言ってないじゃないですか!」


「酷いのです! 話を聞かずに断るとは営業妨害なのです! シクシクなのです!」


うるせぇなこいつは。知らんて、そんなに依頼が欲しいんだったら激戦区でも行ってこいよ。


「それで、目当ての人は見つかったのです? 私の目には貴方の横に誰もいないように見えるのです」


そうか、君には見えないかー。……まぁ正直見つからない。

だが、ここまで着いてきたってことはそういう事なんだよな?

さすがに俺もガキじゃない、プライドなんかとっくに水でふやかして捨てた。


「貴方はプリスさんを見つけることが出来ますか?」


「勿論なのです! 我々にかかればたとえ排水溝にいようと見つけられるのです!」


プリスはそんなペニー〇イズじゃねぇよ。

まぁ仕方ない、そんなに自信があるのなら行ってみようじゃないかその探偵事務所とやらに。


少し歩き、彼女と会った場所まで戻る。すぐ横に事務所があったらしい。逆よくここまで着いてきてたな。


「ここが扉なのです。今開けるのですよ」


ガチャっと扉が開く。大きい家だから結構内装もしっかりとしている。

靴も揃えられていて、まさに歓迎するように俺を入れる。


「ちょっと待っててくださいなのです。先生お客様なのでーす!」


先生ね。どうやらちゃんとした場所らしい。少し経って俺も中に入れた。

少しの机と上に大量の紙、それが第一印象。

玄関とは裏腹に、こちらは仕事の場所と言わんばかりに散らかっている。

まぁこちらの方がわかりやすい、この事務所は多分『フィジカル』でやる所だ!


そして、その机の中でも一際大きい物がある。クルッと椅子を回転させてこちらに体をつける。

もうわかる、顔からしてそうだ。まぁ探偵なんてものをやっていることから想像ついていたが【転生者】だ。


黒髪にオッドアイの目をした日本人で男。それが─────


「よぉ、てめぇが依頼者か?」


「はい、プリスさんを探して欲しく──────」


「おっとまて、その前にだ」


「─────?」


「まずは金を出せ、無いのなら帰れ。話を聞くのはそっからだ。俺の名は【江戸川 銀二(えどがわぎんじ)】エドでいい、よろしくな」


……めちゃくちゃクズの予感がする。本当に見つけられるのだろうか?

読んでいただき本当にありがとうございます!


多分この探偵事務所がこの作品で一番愉快だと思う。

涙花寵愛編は少し長いです。楽しいのは長く続く方がいいですからね。


星を増やしてくれるとありがたいです。


面白かったと思ったらブックマーク!


感想やレビューもお待ちしております!


星ももちろん大歓迎!


具体的には広告下の☆☆☆☆☆を★★★★★にね。


そうするとロリのやる気が上がります。

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