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永劫回帰は夢を見ない  作者: ユナ
第4章 神国殲滅編
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絶滅

あらすじ 台風が凄かった


4人の食事は静かに進む。

アリスやラムダはマナーに厳しい。話し声は基本的には作戦等の必要事項で無ければNGだ。

そしてアリスが今から話すのは必要事項で────


「今後の予定が決まった、今後は【くっ殺!】

……今後はやはり、【くっ殺!】·····エルフ神国を【くっ殺! くっ殺! くっ殺!】だから…」


「うるさいんだよ! 黙ってろ!」とアリスはスピークを指差す。

彼女からすれば妨害したいのであろうが、如何せん効率が悪い。


「ふっ! このスピーク、もぐもぐ……魔王の作戦を許すと思うか? 何度でも妨害してやる、もぐ…お前たちの負けだ!」


スピークは手が使えないので器用に口だけでむしゃむしゃ食べている。

アリスが言いたかったのは、エルフ神国を滅ぼすために動くということだった。


その為にやることは3つ。

それぞれが分担する。


「ラムダ、お前はホワイトベアーを知っているか?剥製にすると高いらしいから、絶滅させて全部剥製にしてこい」


「わかったわ」


「グリュエは俺とこい、少し行動した後別行動だ」


「はいよ」


3人はもう食事を終えて別行動を開始した。


「……あのー私は?」


1人だけ取り残された、スピークは静寂の空間で1人寂しくお留守番をするのだった。


──────


「いいのか?アリス、スピークを放置して」


「ん?いいだろ、あれに出来ることなんてねぇよ。

それに何かしようとしてもラムダが止めるはずだ、あいつは自分の異空間を弄られるのは好きじゃない」


アリスとグリシャは、街を歩く。どこかも分からないただの街。

途中、グリシャがトイレに行きたいと言ったので、渋々アリスは外で待つことにした。

────その時、アリスの首根っこは捕まれ路地裏に引きずられる。


「おい、人を運ぶときはもっと丁重に扱えって習わなかったか?」


アリスを引きずったのは、よくいるチンピラだ。

アリスを捕えるとかそういう目的ではなく、金目的で脅している。


「なぁ、小僧。悪い事は言わねぇ、金を全部よこしな、そうすれば気絶させるだけにしてやるからよ」


「……悪いが今は持ち合わせが無くてね、ゴミとかでもいいか?売ったら金になるかもな」


「そうか、なら死ね」とアリスに向かって盗賊達は勇敢にも立ち向かった。

その後、何が起きたかは猿でもわかる。


「お! アリスいたか、どこ行ってたんだ、探したぞ」


「悪いな、少し野暮用があってな」


グリシャと彼は合流した。

アリスが先程までいた路地裏には数人のチンピラの細切れの死体で埋め尽くされている。

血が道を伝って表に届き、悲鳴が聞こえるまでもう少しかかるのだった。


──────────


「1……20…意外といるわね、良い値になりそう」


ラムダはホワイトベアーの群れに接触した。

だが運が悪い、今は繁殖期で気が立っている上に、全ての個体が集まっていた。

そして、蹂躙が始まる。


「小娘……何の用だ、見逃してやる、子を成して機嫌が悪い。去ね」


「それは出来ないわ、あなた達を全員剥製にして売りたいのだから、じゃないと彼に怒られちゃうし」


その瞬間、ホワイトベアーは一斉にラムダに襲いかかった。

地上から行く物もいればジャンプして上から攻める者もいる。

コンビネーションがあったいい動きだった。

だが、ラムダはそれを見ても動じない。鞘から日本刀を出し簡単に構える。

少しぼそっと喋る。ホワイトベアーに聞こえてもいいのだが、どちらでも良かったので。


”固有魔法───”


「えっと、全部で120体かしら?絶滅しちゃったかもしれないけどまぁいいわ、少しづつ違う場所に売りましょう」


その日、ホワイトベアーは絶滅した。運が悪くラムダに出会い、勇敢にも立ち向かって種を根絶させてしまったのだ。

刀についた血を拭くラムダの足元には120体のホワイトベアーだった肉の塊が積み重なっていた。

読んでいただき本当にありがとうございます!


ホワイトベアー出番終了!絶滅したので今後一切出てきません。


星を増やしてくれるとありがたいです。


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感想やレビューもお待ちしております!


星ももちろん大歓迎!


具体的には☆☆☆☆☆を★★★★★にね。


そうするとロリのやる気が上がります。

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