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永劫回帰は夢を見ない  作者: ユナ
第3章 腐都乖離編
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腐王の正体

あと少しで自分が三番目に描きたかったエピソードが書ける。楽しみだ。


「飛べ!!」


アルグワの合図で3人は飛ぶ。腐王は自ら攻撃をしている。

認めたのだ、この3人を排除すべき敵であるという事を。


まず最初に飛び出したのは俺。カオリの言葉を信じる為に、まず俺が犠牲になる。

切り札の【浄化】は使う訳には行かないので、やはりフォールアウトだ。


「フォールアウト 暴針(ぼうしん)展開!」


フォールアウトの斬撃を細かい針のような形状にして攻撃する。

ダメージは少ないが、やはりカウンターが来ない。それだけでもやりやすい。


「クスノキ!それを維持してろ!行くぞカオリ!」


「肯定、動きを合わせます、いつでもどうぞ」


アルグワは手に、カオリは足に力を込める。

魔力を込めて、腐王に突撃している。当然腐王も突撃を拒むが、何とか俺が阻止している。

頼むから早くしてくれ、これ意外とキツイわ。


「「乖離の形」」


───と、アルグワとカオリは叫ぶ。

俺が最後の一撃を与えて、腐王を無防備にする。


アルグワは「壱の跡 猛」


カオリは「弐の跡 雷」


を使って、腐王に直撃する。腐王からピシピシと音がなり2人の技の衝撃で国が揺れる。

腐王が少しづつ下がっていく。2人の力で腐王の外郭が割れる。

2人は腐王の体を貫通して穴を開ける。

腐王が現れてからいく数年。初めて大きな致命傷を与えた瞬間だった。


腐王の外郭が割れて本体が現れる。

それこそが腐王の───人間のおぞましき欲望の塊だった。


「aaaa!!!!」


中から現れたのは、バケモノと呼ぶのも躊躇われる程の怪物。ぐじゅぐじゅに人の顔などが溶けている。

地獄を体現したかのような見た目をしていた。色々と見た目を変えてトカゲのような姿になる。


「……何ですか?いきなり止まって……赤く」


上から見ていた俺だからわかる。何かが起こる。腐王は止まっているんじゃない、何かを起こそうと─────


「クスノキ!カオリ!逃げろぉぉー!」


────起きたのは爆発。さっきのカウンターなんて目じゃない威力の爆発が起きた。

上にいた俺はそんなに被害はなかったが、アルグワとカオリは大きく吹き飛ばされる。


「ぐはっ!!」


「負傷……確認……」


2人とも血を吐いて動けなくなっていた。

腐王がそれに追撃を仕掛けようとしている。そんな事はさせない、ここで2人を失えば腐王に勝つ事は不可能になってしまう。

固有魔法が使えてれば……と自分を恨みたくなるが無いものは無い、有るもので戦うしかないのだから。


「フォールアウト 妖精展開!」


フォールアウトで斬撃を作り、腐王に当てる。

だが、効果が無い。食らっているが、体を液状に変えて受け流しやがった。いい加減にしろ、どれだけ属性を付与すれば気が済む。

……だが同時に納得した、正直に言えば違和感があった。

腐王がアリスと同格視されている現状が、だが今ならわかる、これはアリスと同じ化け物だ。


ドゥルンと腐王が足に力を込めてこちらにジャンプしてくる。

腐王は普通にデカい、成人の弾性7つ分ぐらいは大きい。

物理法則を無視してこちらに突進してくる。当然だが俺は避けることなどできない、こちらに来た時にはもう振りかぶっていたのだから。

腐王の一撃で俺は地面に叩きつけられる。ふざけんな、1発で右腕がお釈迦になる。

浄化で何とか治るがクソ痛い、あのクソ女神が!乖離なんかじゃどうにもなんねぇじゃねぇか!!


なんか弱点とかないのか!? いやあるはずだ、弱点がない理なんて存在しない。

何だ? あいつは何を避ける? なんなら聞く? あーわかんねぇ!どうすりゃあ────あれ?そういえば……


???「ゾンビは焼却だー」


……アズマ?そういえばなぜあいつはあんなにも炎に頼っていた?ゾンビが苦しんで死ぬからと……苦しんで……そうか!


「アルグワさん!腐王にファイヤーボールを撃てますか!?」


「フ、ファイヤーボール?あぁあれか、撃てるには撃てるがなぜ撃つ必要がある!? 腐王に効く訳がねぇぞ!」


「いいから早く!」と俺が急かす、「わかったよ!」とアルグワガファイヤーボールを撃つと腐王は一目散に逃げる。


「逃げるか、逃がすと思うか?」


アルグワは少し炎を操り、腐王に直撃させる。当たった所から燃え始め苦しんでいた。

燃えたところが灰になりボロボロと落ちる。焦げた場所は再生しないらしい。であれば何とかなるかもしれない。


「何言ってんだ?クスノキてめぇ!俺だってそんなに炎は放てねぇ、他に誰が使えんだよ!」


違うさ、アルグワ。誰かが戦うんじゃない。国で戦うんだ。腐王を攻撃していた()()がいくつもあるんだよ!


「撃てー!!!」


周りの壁から腐王を攻撃する砲撃が始まった。少しづつ腐王の体が朽ち果てていく。

指示を出しているのはグリュエ、動かしているのはカウノだった。

2人は合流して司令室に侵入、見事システムを動かして、攻撃をしている。

逆転の目はある、ここから勝つしかない。この砲撃の雨が止んだらゲームオーバーだ。

時間にして約6分。その時間までに俺を腐王まで誘導してくれ!


未来日記 「クスノキ 死亡まであと7分」

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