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永劫回帰は夢を見ない  作者: ユナ
第3章 腐都乖離編
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最強のふたり


アルグワ「お前、固有反転とか使えるか?」


クスノキ「使えません」


アルグワ「……じゃあ固有魔法は?」


クスノキ「……使えません」


アルグワ「───────」


クスノキ「そのなんとも言えない哀れみの目をやめてくれませんか?」


腐王の名を冠するやつが一体のさばっている。

動けないのだから仕方ないのだが、それでも腐王がいる場所だけは平和だったと言える。

外敵もおらず、ただ贄が来るのを待つ時間。

ただ風邪だけが吹く空間。

そのはずだった──────


「いくぞ!」


「えぇ!」



2人の人間が上空から落ちてくる、俺とアルグワだ。

落ちた時、コンテナのような倉庫を潰してしまったが、まぁ腐王を倒すんだから多少の犠牲はね。


「いくぞ、クスノキ。短期決戦だ」


俺は頷いてアルグワと一緒に攻撃する。

まずは腐王に近づかなければお話にならない。

なので─────


「いくぞ!付いてこい!クスノキ」


「行きますよ!ついてきてください!アルグワさん!」


俺とアルグワはぴょんぴょんと家の屋根を飛び越えて、腐王を目指す。

当たり前だが、腐王も馬鹿じゃない。目の前の屋根に大量のゾンビ伏兵が居る。

だが、上位種でも無いゾンビなど俺の敵ではない。



「どいて下さい! フォールアウト妖精展開! 」


─────吹き飛ばす。剣から放たれた虹色の光はゾンビ達を灰になるまで襲いかかる。

2発、3発、4発と目の前のゾンビを粉々にする。

が、それは普通のゾンビでのこと。当たり前だが上位種は普通に抜けてくる─────アルグワ、という事で見せてくれ君の力を。


「仕方ねぇな!固有魔法……暗黒の欠片(ワールドエンド)


能力は『自身に起こる不幸を幸運として改変する能力』だ。

聞いただけでもチートってわかるな。何……君、転生者より強くない?

今、目の前に上位種がアルグワに向かっている。このまま行けば勝てないだろう。

だが、その不幸の運命が幸運に改変されていく。


まず上位種が転ぶ……何だこの文。

ゴロゴロと転がって、おむすびころりん見たいに煙突にハマった。放置しておこう。

上位種が2体共動けなくなるとは、戦わずして勝つとは学ばせてもらったよ。


─────そんなことがあって少しづつ、腐王に近づく2人。

めのまえにいるゾンビは約100体以下という所か?

まだまだ行くぞ、フォールアウト──────あっ……


「馬鹿野郎!腐王に当たるぞ!消せ!」


……ハハ……消せないんですよね、これが厄介で。すいません。て事で衝撃に気をつけろ!


「クスノキ! 覚えてろ!」


腐王が赤く光る。反撃の時間だ。

……あーこれ絶対痛いやつだね。

俺の斬撃を吸収して腐王が力を放出する。いわゆるカウンター。その衝撃は凄まじく、俺とアルグワは大きく壁まで吹き飛んだ。

そこにある家だった廃屋は吹き飛んでいき、その破片がまた俺達を襲う。


数分経ったあと、瓦礫の中からアルグワが出てくる。


「生きてっか!?クスノキ!」


……そりゃあもちろん─────


「生きてますよ!」


とは言っても結構食らったな。痛た、さて次はこちらのターンと行くか。

残念だが俺たちはヒーローじゃない。

何故なら()()()()()()()()()()()()()からだ。


「待たせたわね。こんなに街を粉々にして、後で覚えときなさい!2人とも!」


カオリがやって来る。カウノを任せてたけど正直来ると思ってたよ。どうせグリュエにお守りを全部押付けてきたんだろ?


「……あー、固有魔法!発動!」


誤魔化しやがったなこいつ。

まぁいい、カウノが殺される前にここを破壊すればいいだけだ。

準備はいいな?アルグワ、カオリ。


「仕方ねぇな、最後の一仕事か」


「交戦。目標補足、いわゆる準備満タンというやつです」


……なんかいきなりカウノの喋り方がロボットみたいになったけど、よし行くか!!



次回!クスノキ死す!─────あぁ違う違う! 次回、クスノキ勝つ!デュ〇〇スタンバイ!

読んでいただき本当にありがとうございます!


腐都乖離編はあと4から5話でおしまいです。


星を増やしてくれるとありがたいです。


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感想やレビューもお待ちしております!


星ももちろん大歓迎!


具体的には☆☆☆☆☆を★★★★★にね。


そうするとロリのやる気が上がります。

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