表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
永劫回帰は夢を見ない  作者: ユナ
第3章 腐都乖離編
107/274

腐った箱庭


カウノ「うぅ!」


アルグワ「おお起きたか!なら歩け!俺には目的が……」


カウノ「ゾンビ!!ガクッ」


アルグワ「めんどくせぇな!こいつ!!」


「ふぅ……終わりましたか」


俺は戦闘を終えた、流石に上位種2人は乖離を使ってギリだった。

これからどうするか、アズマの動向が見えなくて少し不安ではあるが、まぁ死んじゃいないだろう。

だとすれば人を助けるか?いやそれは出来るやつがやればいい……行ってみるか、腐王の所に。


────その時、持っていた腕輪が光る。光ったということはそういう事だ。早めに終わってくれるといいんだがね。


「何の用ですか?アリス」


「いや、特に何も?腐王は強いかな?と思ってね」


荒らしか、切るぞ。ん?『待って!腐王の倒し方を君は知っているのか?』って?そりゃ知らないけど殴ってりゃ倒せるでしょ。


「……はぁ、やっぱりその段階か。その調子じゃ君は大空の目的も知らないんだろ?

ラムダから聞いたけど大空の目的は君が腐王を倒すところまでがシナリオにあるんだよ。

君が腐王を殺すとこちらもめんどくさいんだ。だからこちらから電話したわけ、わかる?」


……ラムダって誰だよ。まぁいいや、それでその大空の目的と腐王の倒し方は?手短に頼む。こちらもゾンビが大量で本来話している時間もないんだ。


「(こいつ、ラムダの事知らないのか?あいつもクスノキは自分の事を知らないと言っていたが、ここまであいつのペースとはな)

まぁいいや、教える代わりにひとつ約束をして欲しい、君はエレシュキガルの問題を解決したら次の国へ行くんだろ?その時同行者がいると思うけど、その行き先を固定して欲しい───場所は⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎」


何処だよそこ。まぁいい契約成立だ。で?!倒し方は!!?


「はいはい、今から説明するって、まず大空の目的からかな──────」


そう言ってアリスは話す。大空の目的を。



───────



大空の目的、それは。


「大空の目的は、腐王を殺させ領域を国全体から世界全体へ拡大させて世界を滅ぼす事だ」


なんでそんなこと知っているんだろう?という疑問は隅に置いといて、つまり要約するとこう。


大空はまず、俺とカウノを西の地区に行かせて上位種と交戦させた、まぁその時アズマが大空の命令を無視して参加しなかったから交戦は起こらず和解が成立したんだがね。

その時、大空としては俺が上位種に殺されるルートとカウノが腐王の元に連れていかれるルートの2つを用意していたらしい。

俺が殺されて腐王に吸収されればムーンの力に耐えられず腐王は自戒する。領域が世界に広がりバットエンド。

カウノが腐王の元に行って殺されれば腐王がが活発化して、上のルートと合流だ。

大空はこの世界を滅ぼして転生者を救いたいとのこと。死ねないのなら死ぬしかない世界を作ればいいという破滅願望だ。

どうにかして止めないと。


その2……腐王の倒し方。


その大空の止め方として、まずは腐王を何とかしなければならない、さらに細かく言えば、腐王の領域を何とかしなくちゃ行けないらしい。


「腐王のこの力の名前は『固有反転 腐った箱庭(ザ・ワルプルギス)』、反転領域に入ったものはゾンビに襲われ、殺された者の命を吸収してさらに強くなる能力だ。

さてこの領域の破壊の仕方だが────君とユーロが俺の領域を破壊した時のこと覚えてる?」


破壊した時って……あのときはユーロが固有魔法を発動させて─────え?まさか嘘でしょ?


「そのまさかだよ。だが少し違うので修正させておく、領域の破壊の仕方は『領域内で別の人間が固有反転を使う事』だよ。

ユーロの固有魔法「ギャラクシー・ワン」は固有魔法というより固有反転に近かった。サタンの力があったからだろうね。なので俺の固有反転を破壊できたというカラクリさ」



俺、固有反転どころか固有魔法も使えないんだけど……。

どうすれば……ん?アルグワが何?固有反転使えんの!?マジで!?


「うおおぉ!ゾンビがァァ!!」


───と俺が期待した瞬間、どっかからアルグワの声が聞こえる。やばいなこれは。


「アハハ!いやー大変なことになっているね〜、さっ早く行ってあげな。約束忘れないでね。じゃあねーバイバイー」


アリスとの通信が切れる。あーえっと……


「アルグワさーん!!!!!」



俺は叫んで走る。意外と声が響いているので、虱潰しに探すしかない。

待ってろ!アルグワ!待ってろ!固有反転(本音)



読んでいただき本当にありがとうございます!


星を増やしてくれるとありがたいです。


面白かったと思ったらブックマーク!


感想やレビューもお待ちしております!


星ももちろん大歓迎!


具体的には☆☆☆☆☆を★★★★★にね。


そうするとロリのやる気が上がります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ