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死刑か死滅か

 死刑制度にはふたつの問題がある。ひとつには生ぬるいということだ。死刑にするほどの罪とは、死んで楽になることが許されるような軽いものではない。むしろ死にたくても死ねない苦痛を味合わせ続けるべきであろう。だがその資金を血税で賄うのは好ましくない。それに再犯の可能性を防ぐという点においては死刑に勝る手段が無い。

 もうひとつには、現代司法も魔女裁判と変わらないということだ。死刑判決からの再審で無罪になった事例すらあるような司法に人を裁く資質など無い。人に人を裁けるだけの能力など存在しないのだ。だがそれでも裁かなければ社会秩序を維持できない。よって社会は冤罪の犠牲者という人柱の上に成り立っている。


 果たして社会を維持する意義があるのだろうか。なんのための社会かといえば人のためだ。人の犠牲で成り立っている社会が、人のために存在するとは笑い話である。

 そもそも人が存続する意義があるのだろうか。人こそが諸悪の根源であることは明らかなのに。

 犯罪者や犠牲者を増やさない唯一の手段は、新たに人を産みださないことだ。そして人が死滅すれば、あらゆる問題は解決する。


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