かみさま
うまむすめやってて一ヶ月更新してない作者がいるらしい
神社だ。静かに、穏やかに、佇んでいる。祀られている。彼女の神社だ。
「久しいの、黒炉。姿形変わろうと、妾は知っておる。約束は守る男じゃったと。」
待って待って待って、知らんけどそんなこと。前世のこととかって、って知らない記憶出てきた怖い怖い怖い。ちょっと記憶思い出すのってこんなに気持ち悪いの?
知らない記憶に押し潰される、ぐちゃぐちゃにされる、視界が真っ赤だ、目から血を流し膝を付く、心臓を締め付けられる、くるしいくるしいくるしい いしきが、げんかい……
目を覚ませば知らない天井、知ってるけど。社の中だ、彼女、いや、みっこさんのお社。
巫狐之依野大御神、通称みっこさんは今の滋賀県北部の辺りにあった八坂村に崇拝されていた神様だ、そもそもここどこって言われても神様だしってことで終わる、前世の記憶完璧に思い出したけどヤバくね?自分こんなことしてたの?
黒炉は前世のもともとの名前、みっこさんはテロに巻き込まれたときのテロリストがちょっとしたカルトで崇拝してたのが彼女でその時知り合った。というのを思い出した、どうやら神パワーで記憶を消されていたようだ。
「ねえ」
「なんじゃ?結婚ならいつでもするぞ?」
「何でみっこさん異世界に干渉出来るの?」
「そりゃ愛の力じゃ。」
愛の力かぁ、そっかぁ、もう何でも良いや。
「みっこさん異世界に戻せる?」
「なんじゃもう変えるのか?一生いても良いのじゃぞ。」
「いやあんなかっこつけて村行ったのにすぐいなくなるとかあり得ないでしょ。」
「仕方ないのう、とりあえず抱きしめさせい。」
有無を言わさず抱きしめらる、でかすぎる胸に押し潰される、男だったら嬉しかったかなぁ。
「あの、長くない?」
「っは!黒炉が可愛い過ぎて時間を忘れておった。」
「みっこさんお姉さんって感じするけどだいぶ変態だよね。」
「そんなことないぞ、ちょっとだけ可愛いものがが好きなだけじゃ!子供ならなおよしじゃ!」
むっちゃ美人で背が高くて胸も尻もでかい大人のお姉さんって感じするのに子供好きの変態なのが。
「後名前、自分くろねだから。」
「? ああ今世はおなごじゃったな、何でも良いがお前さんがくろねと言うならくろねと呼ぼう。
じゃあ行って来るのじゃ、いつでもここにきて良いぞ。」
景色が変わる、また村に、あまり日は傾いていない。そんな時間経っていないようだ。
短いのは許してまた更新するから
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