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すりーでい(うら)

短め

徹夜で書いた

もしかしてバカ?



☆リアス王国ギルド本部☆


 ここは、リアス王国、実に国境の60%が3000m級の山に囲まれ、残る40%は北の国への国境、さらに東には海が広がり、西には1000万k㎡を誇るノストラ大森林が広がり、陸の孤島と言って差し支えない。とはいえ海を越えた大陸の国と交易をしており、独自の文化を持ちつつ、北の国に輸出し、いささか平和的な国、それがリアス王国で有った。



 人がいる以上安全はなく、治安を維持するためにギルドは存在する、そのなかでも本部はここ最近忙しかった。


 本部の一室であわただしく人が動いてく。


「Aランク依頼何枚ある!?」


「24枚です!」


「Bランクパーティーにいくつか回してやれ。」


 くそ、どうしてこうなった、この異世界に転生し、ギルドで若いころはブイブイ言わせてたが前線を退き、支部のギルドマスターをやっていたはずがいつの間にか本部長だ。依頼を管理し魔物の駆除や災害の対策などを決定するギルド本部の役目、その中でも大事な人材管理、冒険者をまとめあげるギルドだが、その気質故か依頼人との衝突も絶えない、依頼制である以上避けられない問題だ。



「大変です本部長、災害魔力感知機に反応あり、グリーンです!」


「なにっ、本当にか?!」


「はい、場所は死都ハデス、恐らく死皇帝かと……」



 厄介過ぎる、死皇帝なら間違いなく災害クラスだ、人間用規格ではsランクでもないと災害魔力感知機は反応しない、そもそもこの距離で反応するならs+はある。



「魔力反応、消失、転移魔法かと。」



 早い、15分でどうにかなった?死皇帝が?転移か、なぜ?死皇帝をどうにか出来るか?無理だ、300年前国ごとアンデット化した史上最悪の不死者事件、それを起こした張本人が死皇帝。



「とりあえず注意喚起だ、しばらく死都ハデスは立ち入り禁止にしろ。そしてsランクに調査依頼を出せ、犠牲者を出すな。」


「了解」



 とんだ厄ネタを抱えた本部長だった。





 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



☆死都ハデス近くの街道☆



「ご主人様、ここ。」


「なんだいメリア。」


「すごく嫌な感じ。」


「あー、ここは死都ハデスが近いからねー。アンデットには気をつけないと。」



 突然轟音が響く、衝撃で木々がざわめく。


「なんだ、何が起きてる?」


「たぶん、何かきた。すごくつよい。」


「ハデスの方角か、何が起きてるんだろう。」


「わからない。でも害意はない。」


「メリアそういうの敏感だからねえ。」



 しばらくして断裂音が聞こえると三つ後ろの山が崩れた。



「こわ」



「これは、何が起きたか調査しようかな?」


「いいと思う、命の危険はない。たぶん。」


「賛成かな。実に気になるね。」












次:出来るだけ早く

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