すりーでい(まえ)
おはようございます。
昨日はとても動いたのに筋肉痛になる様子はない。この体はどうなっているんだか。
昨日は何であんな忙しなく動いたのか、思い付いたら即行動でもあんなに動くのかなぁ?
どっちかというと体力があり余っていただけな気がする。
ふかふかの羊毛の上から出たくないのは人間の性何だろうか。尿意に刺激され寝ぼけなまこでトイレに向かう、なんとも健康的な生活をおくれているのだろう。
ソイツの肉で朝ごはんを済ませ、湖に向かう。体をじっと見ていると有ることに気づく。
何となく妹の体に近いのだ、13歳位のこの体を少し幼くし白髪を黒髪にすればだいぶ似る。けも耳としっぽはとても似合う、犬?いや狐の感じ?多分狐っぽい。
懐かしい、自分がくろねを名乗るのも小学校の火事が有ったからだ。あの時妹はずっと「炎が…これが炎か、」そう呟いてた。今なら分かる、自分の感じた命と同じだろう。その火事で妹は死に、育てて貰った親戚にごねて名前をくろねにして貰った。正直端から見て頭おかしかったと思う。
過去を懐かしいんでいると生命力が溢れ出す。自分の過去に呼応するように。
生命力は外にまで放出され、白いオーラのように溢れ出す。強そう。
と言うか既知感が凄い、あれだ、幼稚園のころ両親の自殺の前日に見た伝家の巻物に乗ってた技だ、白纏とか言う技。うちの家は代々凄い陰陽師だったとか聞いたけどご先祖様って生命力使えたのか。なんか凄い衝撃の新事実が発覚した。
軽く思い返せば、心当たりが出て来る、妹は早くも中二病だったが伝家の巻物を持っていた。そりゃ選ばれし力とかに目覚めるだろう。
しかしこの生命力は白と巻物で呼ばれていたし白の生命力とでも言うか、で白纏に謎の圧力を感じる、白の生命力とも違うし未知なる力だ、でも感覚で分かる、昨日羊やって来た羊毛エスケープ、逃げた時の謎の揺らぎが出た、あれと一緒だろう。マジック見たいな事してたし魔術の力で魔力と名付けよう。
この体どこまで凄いんだろう、羊毛エスケープとか謎の揺らぎ見えなかったけど肌で感じたようだ。
自分の知らない隠し機能とか有りそうだな。
家に有った妖術とか使えるんだろうか、自分なら出来そうで怖い。
「神威」
突如轟音が響く、空気が破裂し周りの木々も全部吹きとばし辺りを更地にする。
何で攻撃性のある妖術選んだ自分!?しばらくの食料のソイツと家まとめて吹きとばしたせいで今までの努力が全部パァだ。だか妖術が使えるならこっちの物、うちの妖術は便利なの多いぞ、あまり覚えてないけど。
「木立」
木材がいきなり生え、木で囲まれた小屋が出来る。うわむっちゃ便利、頑張ればログハウス出来そう。
「織り神」
浮いてる魔力を掴み白の生命力と一緒に編み込む、自在に、望むように紡がれる、そうして出来たのはぴったりな巫女服だった。
「剣現」
己を叩き鍛えてゆく、己の真を、生きざまを己の振るう刃とかす。白の生命力をごっそり持って行かれ、出来たのは純白の七尺の大太刀だった。
うちの秘伝の妖術が便利過ぎてヤバい、衣と住の問題が解決した。
剣現はかっこよくて覚えてたけど、凄く良いね、大太刀「白狐」 気にいった。
七尺は二mちょっと、身長以上の大太刀を振り回し、段々スピードを上げてゆく。
全能感に浸り加速する、「白狐」を使い、相乗的に加速する。限界なんて置いて行け。
敵を求めさ迷う、適当に強そうな湖にいる竜に喧嘩売る、水の上を走って近く。
呑気に欠伸している竜の首を切り落とし、次の獲物を探す。強そう程度じゃない強者を求め感知する。
いた。強者の匂いだ
くろね、ネーミングセンス×
筆が乗ったので更新
次:明日か明後日の予定
主人公の過去をあかしつつ主人公のでたらめさをアピール。
さっさと村に行って欲しいので駆け足で移動。
次回、初戦闘