ポチ太郎は稼ぎ頭
ポチ太郎は空前絶後の力で蕎麦世界を助けようと考えていた。
この世界は貧困ほど虐められ、冷や麦にされてしまうからだ。
蕎麦星人に連れられ島に放置されてしまった。
全身の毛が炎により燃え尽き全裸になってしまったポチ太郎はブルブルと震えていた。
そこへテンガロンハットをつけた乾麺の蕎麦星人が現れた。
「きみ!お金をくれ!」
しかし、ポチ太郎は言語が効けても犬語しか話せないので犬語で
「ワン!」
と一言いった。
乾麺はポチ太郎に
「ワン?だと?貴様私に対して何たる侮辱を。ゆるさん改造してやる!」
といって嫌がるポチ太郎を強引に何処かへ連れて行こうとした。
必死に抵抗するポチ太郎だが相手の力は予想外に強い。
「おいおい!抵抗するなよ!全裸犬!私についてきなさい!悪いことしないから!」
リールをポチ太郎の首に引っ掛け更に引っ張ると
息が苦しくなってきたのだろうか、声がかすれはじめた。
あれからかなり時間がたったのだろうか。
物凄い騒音で目を覚ました。
凄くにぎやかでたくさんの蕎麦星人がいた。
イライラする蕎麦や嬉しがる蕎麦がいた。
すると目の前に年配の蕎麦が現れた。
「ここの台がもうかりそうだ!といってポチ太郎の鼻の穴に自分の麺をいれた」
嗚咽がして飲み込むとクルクルと目が回り始めた。
そして、クルクルが治ると突如口から
「PUSH!」
という声を無意識に出してしまった。
すると年配の蕎麦がポチ太郎の鼻を思いっきり叩くと
ポチ太郎の目の前に7という数字が浮かびあがった!
その時!物凄い腹痛と共にグルグルとお腹の虫が鳴りまくった!
それはそれは爆音であった。
「やったぜ!」
というと蕎麦老人がポチ太郎のお尻にドル箱を置いた。
しかし、すこしだけ麺がふやけたのがでただけですぐ止まった。
ポチ太郎の背後から声がした。
「余りだされてもコッチが不利益なんでな!下痢止めをうっておいたぜ!
ついでに、お前はここで稼いでもらうからな!」
といって声が消えた。
イライラした老人が
「なんだよ!糞台め!ぶっ壊してやる!」
といって何処かへ出ていった。
そしてポチ太郎は察した。
僕はロボットにされてしまったんだと。
次回・ポチ太郎!ジャンクになる。